こんばんは、バッグブランドSaori Mochizukiデザイナー&中目黒Accent Colorオーナーの望月沙織です。
先日キモノゾメのメンバーのみなさんとピザパーティを開いた時に、
「着物KGBっているよね!」
という話しで盛り上がりました。
着物KGBとは・・・
キモノゾメの造語。着物を着て歩いていると、「あれがなってない/これがなってない」とダメ出しをしてくるおせっかいな人のこと。別名着物警察。
先日、リオデジャネイロオリンピックで小池百合子都知事が着物を着て登場したことについて、色んなツッコミが入ったみたいですが、それに対して、
小池都知事ほどの着物姿に批判が集まると、着物初心者の方々には不安も出てくるのではないかと心配です。
とコメントされている方がいて、ほんとにそうだよ、と思いました(上記はこちらのブログから引用させていただきましたー「【リオ】小池百合子 東京都知事の着物を賞賛すべき8つの理由。」)。
着物KGBの方達は、ある信念を持って行動されているんだと思います。
それは、自分たちの属する流派だったり着付けのやり方だったりに則ったものだと思いますし、そういったルールに従うことで秩序が守られる空間に着て出て行くのであれば、ツッコミがはいるのも致し方ないかなと思います。
でも普段ただ単純に、それこそちょっと可愛いワンピースと着物、どっちにしようかな、くらいのノリで着物を着ている人に対しては、「好きにやらせてあげなよ〜」とわたくしは思うのです。
ちなみに、もう色んなところで何度も話しているので、「またか!」と思われるかもしれませんが、わたくしはとある着物のしきたりでとってもビックリ仰天したものがあります。
それは、関西地方では、お葬式(特にお通夜)の時に近しい身内はカラフルな色無地を着る習慣がある、ということなんです(帯は喪服に締める黒いやつを締めます。さらにはそれを着て、金屏風の前に立って、参列者の方達をお迎えするのです)。
夫である撮影部長(兵庫・姫路出身)のおばあちゃんが亡くなった時に、両親が作ってくれた紋付の黒い喪服の着物だけを持って姫路に向かったら、「お通夜には色無地を着るんやでー!」と言われてびっくり。
親戚がほぼ関東で完結している我が家にとっては初めて聞くしきたりで、親戚一同「そんなルール初めて聞いた!」と目を丸くしてました。
結局お通夜の時は、わたくしの分だけ色無地をレンタルしてもらったのですが、わたくしは少々背がでかいので、レンタルの着物がツンツルテン、、、。
天才バカボンのような出で立ちで、モジモジしながら金屏風の前に立ってた記憶があります… 。
この時のあれこれがきっかけになって、わたくしは着物に興味を持つようになったのですが、とにかく悪気はなくても知らない着物にまつわるルールってきっと山のようにあると思います。
でもそれらは、汎用性の高いものもあれば、関西のお通夜色無地のように、ある特定の地域やコミュニティでしか通用しないものもある。
その全てを網羅するのなんて不可能なのだから、せめて、街中を嬉々として歩いている着物女子のことは、なま温かくで構いませんので、見守っていただけたらなぁと思ってます。
ちなみにキモノゾメは9月のOne Day着付けレッスン参加者を絶賛募集中です。
みんなで気軽にワイワイ着物を楽しみましょう〜!
キモノゾメ One day 着付けレッスン
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バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
セレクトショップ「Accent Color」オーナー
望月沙織
ちなみ中目黒の店舗(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
☆Saori Mochizukiの商品は以下のサイトでも購入できます☆
*Saori Mochizuki Web Shop
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