0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編・番外編)
こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Colorオーナーの望月沙織です。
先日から大騒ぎをしている、お子の香港出張帯同準備、ですが、予防接種の件で予想外(?)の結末が、、、。
「0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編その1)」
「0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編その2)」
「0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編その3)」
かかりつけの小児科の先生に
「日本脳炎とMR(麻しん・風しん)は受けた方がいいかも」
とのアドバイスをいただき、ワクチンの在庫の関係で、日本脳炎はかかりつけの小児科で、MRは出産した産婦人科の予防接種外来で受けるということになったのですが、日本脳炎を受けた1週間後の昨日、MRを受けに行ったところ、予防接種外来担当の小児科の先生から、
「この月齢(生後8ヶ月)で、1週間程度の香港なら、必要ありません!」
と言われ、結局接種せずに帰宅する、、、ということに落ち着いたのです。
【0歳8ヶ月の香港渡航にMRが必要ない理由とは】
この先生の見解では、
・まず、現時点で香港ではしかが流行っているという情報がない
・現地の子供と接触する機会がない
・母親にはしかの免疫があるなら、月齢的にまだその免疫が残っている
・夏の関西空港等での流行は、ごく局所的なケースなので、心配するに値しない
とのことでした。
「かかりつけの小児科で勧められたのなら、その先生に打ってもらうのが一番いいのに、なぜここに?」
とも言われたので、その病院では予約待ちが長蛇の列で出発に間に合わなかったから、こちらにお願いしました、とお伝えすると、うーん、、、、うーーーーん、と、先生としては明らかに「接種させる気はありません」という渋い顔。
とはいえ、決めるのはあなたですよ、ということで、その場でしばし気まずい空気が流れたのですが、わざわざこのためだけに来ている者に向かって、「必要ない!」と言い切れる先生の経験値を信じて、
「わかりました。ではやめときます」
という判断を下しました。
【信頼できる病院を探すこと。そして最終的には自分で決めること】
こういうのって、本当に難しい判断だな、と思いました。
ワクチン接種に限らず、医学的な施しを受けさせる・させないは、保護者に判断が委ねられています。
その判断材料は、(自分が医療従事者でもない限り)お医者さんの判断をベースにすることになります。
そしてどの先生も、それぞれ独自の見解を持っているので、今回のように先生によって、真っ二つに意見が分かれることになります。
そうなった時に、なにを信じるのか。
それはもう、(ちょっと変な言い方になるかもしれませんが)自分の勘でしかないと思っています。
わたくしは、これまでの経験(自分が出産した時の経験と、子供が病気でお世話になった時の経験)から、お世話になった産婦人科のことも、かかりつけの小児科のことも信頼しています。
もしも今回かかりつけの小児科にMRの在庫があったなら、なんの疑問も感じずにMRを接種していたと思います。
だからと言って、引き止めた予防接種外来の先生のことを疑っているわけでもありません。
「やめます」となって、手ぶらで帰ろうとした時に、その場に居あわせた助産師さんが駆け寄ってきて、
「あの先生はワクチンにはとても詳しい方です。私も普段は小児科でも勤務してますが、今回のケースは大丈夫だと思うので安心してください」
と念を押してくれました。
とはいえ、リスクが100%ないわけではありません。
でも結局は、自分が信じるに足る、と思ったものを軸にできる限りの手を尽くして動いた結果がこれなので、あとはもう、それこそ人事を尽くして天命を待つ、的な気持ちでおります。
【公費負担も判断材料の1つ】
ちなみに、ですが、最終的にMRは打たない、と判断した材料の1つに、公費が出るか出ないか、というものもありました。
これはお金がかかるから、ということももちろんありますが、それ以上に、公費が出ない、ということは、一般的にいって必要度が低い、ということを意味しているんだろうな、と判断したのです。
基本的にMRは1歳から、日本脳炎は3歳から、が、国の推奨年齢となっています。
ですが、先日も少し触れたとおり、申請すれば日本脳炎は6ヶ月からでも公費が出ました。
一方で、MRは(医学的には6ヶ月から打てるにもかかわらず)1歳以上の接種じゃないと公費が出ないのです。
この差は、必要度の差でもあるんだろうな、と思ったのです。
とはいえ、いずれにしても、こういうのはとても難しい問題です。
今もし、お子様の渡航に際して色々迷っている方がいた場合、わたくしのこのケースが判断材料の1つになればいいな、と思いますが、それでもやはり、最終的には決めるのは自分、ということを肝に銘じて、ご判断いただけたらな、と思います。
とりあえず、子供の感染もさることながら、「無事行って来れました=!」というご報告ができるよう、大人も体調万全で挑みたいと思ってます。
バッグブランド「Saori Mochizuki」デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー 望月沙織
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