こんにちは、水玉、ストライプ/ボーダーのバッグデザイナー、望月沙織です。
最近、新作の生産で仕上がりに重大なミスがありまして。。。
同じ型の追加生産を同じところに頼んだので、どうしてこんなトラブルが発生してしまうのか理由が分からず、
「1回目に作ってくれたこれと同じに作ってくれれば良いだけなのに、どうしてそれができないんでしょうか?」
と至極当たり前の疑問(ともつかぬ憤り)を先方にぶつけたところ、ものすごく切なそうな顔をしながら
「そもそもで言いますとね、モチヅキさん。この1回目を縫ってくれた職人さんは、もう亡くなっちゃっていないんですよ」
という衝撃的なコタエが返ってきました。
腕のいい日本の職人さんは、現在70代、80代で、1〜2年前から次々に他界されている、という話はきいていたのですが、まさか自分の所を直撃してくるとは思ってもおらず、なんだか色んなことを考えてしまいました。
今、日本でモノを作るのは、こういうことを含めてどんどん難しくなってきています。
よくこういうトラブルの話をすると、「それってどこの国の話??」と必ず聞かれるんですが、他でもない、日本の話なんです。
made in Japanに誇りを持っていたのは、品質が優れていたからで、そこすら揺らぎ始めた今、人件費が高い(結果、工賃も高くなる)国内でモノを作ることのどこにメリットを見いだしたらいいんだ、というのが、今のわたくしの正直な気持ちなんですが、これは本当に難しい問題です。
まだまだ日本製に対する信頼は存在しますが、作り手がそこにあぐらをかいていてはいけないと思います。もっと危機感を持ってのぞみたいし、のぞんでほしいと思ってます。
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