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着物に挑戦してみませんか?

半歩先のドラマチック

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第1回 「着物に挑戦してみませんか?」

水玉バッグ

先生ちら見せ。先日中目黒に遊びにいらしてくださった時のお召し物が、水玉に溢れていてわたくし大興奮しました。「これ“ブーツ”って言うんですよ」って言われて、一瞬「???」となりました(草履と足袋の柄を合わせると、足首までの“ブーツ”を履いているように見えるのでそう呼ぶそうです。なるほど!笑)。

 

こんにちは、バッグデザイナー&水玉研究家の望月沙織です。

さてみなさん、お着物って、自分で着られますか???

わたくしは着られます。

が、もともとは「帯揚げ」とか「おはしょり」とか言われても、何のことをさしているのかチンプンカンプンなほど、和服に関しては無頓着な人間でした。

でもあることがキッカケで、着付けを身につけるに至りました。

それは、義理の祖母(夫である撮影部長の祖母)のお葬式。

撮影部長の実家は、3代続く美容院でして、おばあちゃんが現役の頃は、結婚式のお嫁さんのお支度をたくさん手がけおり、自宅にもお弟子さんがいっぱい出入りしていました。

そのおばあちゃんが亡くなった時、近しい身内は職業柄もあって、全員着物の喪服を着ることになりました。

わたくしは、紋付の喪服自体は両親が作ってくれたものを持っていたのですが、もちろん結婚以来一度も紐解いたことはなかったので、お葬式の段取りの慌ただしい中で、「喪服持ってきて!」と言われても、どの道具をどう準備していいのかすら全くわからず途方に暮れてしまいました。

それでもなんとか必要なものを諸々を準備して向かったのですが、今度は着物が着られない、、、。

結局最後は訃報を聞いて各地から駆けつけてきてくださったおばあちゃんのお弟子さん達が(誰が一番弟子かをわたくしの頭越しに言い争いながら…笑)きれいに着付けて下さいました。

その時に、なんとも言えない情けない気持ちを味わったんですよね。

どうしておばあちゃんが元気なうちに、習っておかなかったんだろう、と激しく後悔しました。

もっと言うと、わたくし自身の母方の祖母のことも思い出して、後悔は倍増(うちの祖母はプロではありませんでしたが、やはり人に着せてあげられるスキルを持った人でした。でもその祖母も既に他界しております)。

わたくしには子供はおりませんが、もしいたとしたら、教えてあげることができません。ここで自分が身につけなかったら、もう次の世代に渡すことはできないのです。

もちろんそこまでわたくしが気負わずとも、世の中には着付けができる人はまだたくさんいるので、100%すたれることはないと思います。でも、2人の祖母の時代には日常だったことが、もはやそうではなくなりつつあることに若干のあせりを感じましたし、なにより2人にはとても良くしてもらい、色んな面でかわいがってもらったことを思うと、その2人から技術を受け継げなかった自分がとても嫌になりました。

そこで、一念発起をしたのです。

今では、ちょっと着てどこかにお出かけ、程度でしたらぱぱっと自分で着られるようになりました。

自分で簡単に着られるようになると、今度は着物が欲しくなるもので(笑)、色々集めたりもしています。自分で着られなかった頃は、和服というと、最低でもン十万円するもの、とぼんやり思っていましたが、今はネットオークションやリサイクルショップなどをのぞくと、数千円で帯まで一揃え買えちゃったりします。ちょっとしたお洋服よりも気軽に着て歩けるので、ますます楽しくなるんですよね。

そうやって着物を着て出歩くようになると、意外と「実は私も着てみたいと思っていた!」「でもどうしたらいいのかわからない」と言っている人が沢山周りにいるということに気がつきました。

そこで、どうしたらそういう人たちと一緒に着物が楽しめるかな、、、としばらく悶々としていたのですが、今回、中目黒の新しい事務所に移って、ちょっとしたワークショップスペースが作れたのを機に、簡単な着付けレッスン会を開催しようかと企んでおります。

もちろん、ご安心(?!)ください。講師はわたくしではありません。

とっても素敵な、その道のプロをお招きする予定でおります。

なんせうちがやるんですから、法外なレッスン料をふんだくったり、高い呉服を押し売りされる心配もありません。何回も何回も通わないと全貌を教えてもらえない、なんてこともありません。

ハードル低く始められる設定にして、着物が着られるようになったら、みんなでカフェにお茶しに行ったりと、ただただ純粋に着物を楽しむ会にしたいと思っております。自分が似合う色や柄の組み合わせなどもアドバイスいただけると思います。

まずはパイロット版というか、実験的にごくごく小規模から始めようと思っておりますので、大々的に募集告知をかけることはないと思うのですが、もしご興味がおありでしたら、ぜひお気軽にこちらまでお問い合わせください。場所は弊社中目黒事務所、大体3月以降から始動開始予定です!

ぜひ一緒に、気楽に、着物を楽しみましょう。

バッグデザイナー&水玉研究家・望月沙織/Saori Mochizuki

香港ファッションウィークに出展します】
2015年1月19日〜22日
香港コンベンション&エキシビジョンセンター
ブースNo.3F-C151

Saori Mochizukiのバッグは以下から購入できます(それぞれの画像をクリックしてください)。
Saori Mochizukiの水玉バッグ
Saori Mochizukiの水玉バッグ
Saori Mochizukiの水玉バッグ
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☆Saori Mochizukiの商品は以下のサイトでも購入できます☆
Saori Mochizuki Web Shop
Saori Mochizuki Yahoo!ショッピング店
ショッピングアプリケーション「Origami」(実際にお買い物ができます)
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半歩ふみだすことで、ドラマチックに変わる未来

半歩先のドラマチック

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第0回 「半歩ふみだすことで、ドラマチックに変わる未来」

水玉バッグ 水玉バック Saori Mochizuki

21世紀は、かつてないほど情報に溢れた社会になりました。毎日友達が何をして暮らしているのか、世の中でどんなことが起きているのか、インターネットを通じて瞬時に知ることができます。

そんな環境の中で日々生活していると、決して不幸ではない自分の人生ですら、ふと「このままで良いの?」「もっと何か違った生き方があるんじゃないか?」と不安にかられることがあると思います。

とはいえ、安定した毎日を捨て去ってまで変えたいと思うほどの強い衝動がある訳ではないし、なによりそれは、慌ただしい毎日から貴重な時間をひねり出してまで挑戦する意味のあることなんだろうか?と感じてしまうことでしょう。

でも。

毎日の通勤の道を、少し変えて裏道に入ってみるだけで、いつもとは全く違った気分が味わえるように、人生はほんのちょっと角度を違えて眺めてみるだけで、びっくりするほど今までとは異なる表情を見せてくれる時があります。

そういうものを、毎日少しずつ探したり、存在を認めて自分の中に取り込むだけでも、その先の未来は大きく良い方向へ向かっていきます。

もやもやしたら、ちょっと角度を変えてみませんか?

その勇気やきっかけがないなら、わたくし達がお手伝いします。

気軽に始められる「楽しいこと」をたくさん用意して、中目黒で待っています。選択肢は1つじゃないし、誰にでも簡単に、新しい可能性を見つけることはできます。

ぜひ一緒に「ドラマチックな未来」への、まずは「半歩」を踏み出しましょう。

 

バッグデザイナー&水玉研究家・望月沙織/Saori Mochizuki

「てんてんしましまを探して」第27回 新年のご挨拶

「てんてんしましまを探して」

「てんてんしましまを探して」は、毎週木曜正午更新
てんてん(水玉)しましま(ボーダー&ストライプ)のかわいいアイテム、そこに携わる人々の思いをバッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー・望月沙織がつづります。企画詳細についてはこちらをご覧ください。

「てんてんしましまを探して」第27回 新年のご挨拶

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明けましておめでとうございます!

改めまして、バッグブランド、Saori Mochizukiを運営します株式会社アクセント・カラーの代表取締役・バッグデザイナーの望月沙織です。

昨年はネットショップをオープンし、沢山の方にご利用いただきました。本当にありがとうございました。

そして今年2015年、アクセント・カラーは住み慣れた二子玉川の地を離れまして、新しく中目黒に引っ越すこととなりました。

とても素敵な物件との出会いに恵まれまして、今までよりも広いスペースが確保できましたので、今回は店舗兼事務所として運営してまいります。

まずは1月中に事務機能を移転後、店舗オープンは2月に入ってからの予定です。

Saori Mochizukiのブランドコンセプト「日常をドラマチックに」を軸にして、「自分らしく生きたい」「何か新しいことに挑戦してみたい」と思っているけれど、忙しかったり、キッカケがなかったりで、なかなか機会が持てない方に、気軽にいろんなことを楽しんで頂けるような空間を作っていきたいと思っております。

場所の詳細はお引っ越し終了後(1月6日以降)に改めてご案内させて頂きます。

様々な成長と出会いをもたらしてくれた二子玉川の地を離れるのはとても寂しいですが、二子玉川で得た沢山の宝物を胸に、またイチから中目黒で頑張ってまいります。

新生アクセント・カラーにどうぞご期待くださいませ。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2015年 元日
株式会社アクセント・カラー
代表取締役 望月沙織

「てんてんしましまを探して」第26回・2014年12月髙島屋大阪店 Saori Mochizuki 期間限定ショップ サイドストーリー vol.5「仕事はツラいよ」仕事って教えられるのか、の巻

「てんてんしましまを探して」

「てんてんしましまを探して」は、毎週木曜正午更新
てんてん(水玉)しましま(ボーダー&ストライプ)のかわいいアイテム、そこに携わる人々の思いをバッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー・望月沙織がつづります。企画詳細についてはこちらをご覧ください。

「てんてんしましまを探して」第26回・2014年12月髙島屋大阪店 Saori Mochizuki 期間限定ショップ サイドストーリー vol.5「仕事はツラいよ」仕事って教えられるのか、の巻

前回までのストーリーはこちら:
第1回】【第2回】【第3回】【第4回】【第5回

さて、イベント開始前から約1ヶ月にわたってお送りしてきました高島屋大阪店Saori Mochizuki期間限定ショップのサイドストーリーですが、見事、イベント最終日の日程と「てんしま」更新日がぶつかりましたので、本日はイベントの総括含めて、色々振り返ってみたいと思います。

ちなみに今回のイベントでは、半日ずつ数日間だけ、大阪在住・マスコミ志望の学生タナカちゃんに販売接客のお仕事を頼みました。彼女はわたくしの高校時代の同級生で、現在、関西の某新聞社で働く友人Mが講師をつとめる専門学校の学生です。「もともとモチヅキはマスコミ業界出身だから、彼女も色々勉強になるかと思って~」と、紹介してくれました(助かりました。どうもありがとうーー!!)




「もし今、この瞬間に5千円稼いできて、って言われたらどうする??」

初日の勤務後、一緒に晩ごはんを食べに行った時、わたくしは彼女に聞きました。どうやったらうちの仕事をわかってもらえるだろうと思ったのです。

うーーーん、、、と頭を抱え込んでしまった彼女。

今から寒い夜の大阪の街に出て行って、歩いているおじさんに「タクシー代を下さい」って声かけるもよし。手元に持っている筆記用具を5千円で売るもよし。この店内で漫才はじめて木戸銭集めるもよし・・・。

世の中に方法はいくらでもあるけれど、わたくしは、バッグをデザインして、作って、東京から大阪に持ってきて、高島屋さんの店頭に並べて、お客さんに気に入ってもらって、お金を頂く。

これで「5千円」を稼いでいるのです。

そしてこうやって、なんにもない所からお金を生み出せる方法を考えることが「クリエイティブ(創造する、何かを創る)な仕事」と言うんだよ、と偉そうにウンチクをたれてみました。

じゃあそれを踏まえた上で、ということで、彼女には今回のイベントの商品の中で、彼女が一番好きだというアイテム「トント」(ネコのがま口)を売るためのコピーを考えてもらいました。

最初に考えてきたコピーはご覧の通りで、ちょっとつたなさ全開。

ただその時、どうして「レトロ」って思うの??それの何が良いと思うの??と問うと、彼女は次のように応えました。

「このコインケースを見て、頭に浮かんだ情景は、おうちのコタツの上に置いてあって、それを家族みんなが共有している。ちょっと買い物に行く時に、それをみんながパッとつかんで出て行くイメージだったんです。世代を越えて使えるっていうのも「レトロ」だと思いました」

それを聞いて、わたくしはちょっと嬉しくなりました。

正直言ってわたくしは、この「トント」を、そんなイメージで作っておりません。

どちらかと言えば、バリバリ働く女性のバッグの中から、こんなアイテムがぽろっと出てきたら、ギャップがあってかわいいよね、みたいな雰囲気で作っています。

でもかといって、そのイメージだけをお客様に押し付けたいとも思っていません。

なぜならば、ブランドは、イメージを「提案」しても、「強要」してはいけないと思うからです。

例えば、「軽いバッグを持つと、仕事も楽々できますよ~」という提案はしても、「仕事をする時は軽いバッグじゃなきゃダメなんです」って言い切ってはダメだと思ってます。

親からあれこれしろって言われるとやる気が失せるのと一緒で、ほんのちょっとでもいいから、お客さんが自分で好きに使えるような「余白」を残してあげないと、持ってて楽しい、って感情が湧かないんです。

でもブランドを立ち上げたばかりの頃のわたくしは、そのさじ加減がわかっていませんでした。「わたくしがかわいいって言ってるんだから全員持て!!」と、妙な迫力でお客さんに迫っていました。

そこからしばらくして、最近はようやく「余白」のことを考える余裕が自分にも生まれ、なるべくその部分を意識して作る&売るようになり始めたところだったので、今回彼女が「トント」に余白を見いだし、自分なりの色で埋めてくれた様子を見て、わたくしはなんだか報われた気がしたのです。

という訳で、「トント」の今回のイベントでのコピーが決まりました。いくつかタナカが送ってきた中から、わたくしがベストだと思ったものはこれです。

「家族のような暖かさ」

「家族」はあったかいものだ、と表現するタナカ。きっと暖かく、大切に育ててもらったのではないでしょうか。彼女の人柄もにじみ出ていると思います。芯でぷっくりと膨らんだ「トント」のフォルムも、手のひらにのせるとあったかくて、きっと身近な誰かに贈りたくなると思います。

このコピーで本当に「トント」が売れるのか?!を検証する時間は、今から今日の閉店まで、あと約8時間しか残っていないのが残念ですが(そしてそもそも「トント」の在庫が残りわずかなんですが、、、)関西にお住まいのみなさま、そして家族へのクリスマスプレゼントがまだの方は、ぜひ難波の高島屋大阪店1F中央イベントスペースに遊びに来てください。

20時半まで、てんてんしましまと一緒に、待ってます!

【 完 】

「クリスマス ガールズ マーケット」Saori Mochizuki 期間限定セレクトショップ12月10日(水)~25日(木) 高島屋大阪店 1階中央イベントスペース
場所・営業時間詳細は、島屋大阪店の公式サイトでご確認ください。【参加ブランド】(順不同)
Saori Mochizuki(バッグ・服飾雑貨)
starmix(ブローチ・帽子・ヘアアクセサリー)
fast couture(帽子)
japatic(バッグチャーム・ブローチ)
TOIRO-FIRANDO(マフラー・ヘアアクセサリー)