• 投稿者 : Saori Mochizuki Movie

投稿者:Saori Mochizuki Movie

進むか,引っ張るか

半歩先のドラマチック
水玉バッグ Saori Mochizuki 本文とは一切関係がありません。こちらはSaori Mochizukiが参加している現在開催中のイベント「カラーニバル」@小田急新宿店2Fの様子です。いよいよ残す所あとわずかとなりました。3月31日まで!

 

こんにちは、バッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー&中目黒・Accent Colorのオーナー、望月沙織です。

先日、とあるショップ(仮にA店とします)がうちの商品の写真を無断で数十枚、自所のサイトにアップしているのを発見しました。

しかもどこからどう見てもA店で取り扱いがあるかのような見え方だったのですが、うちはその店とは一切そういう契約をした覚えはなかったので、今すぐ記事を削除して欲しい、と先方に警告しました。

すると、ほぼ100%罵詈雑言の、ものすごい量のメッセージが送られてきました、、、。

見るのも嫌だったので、しばらく放置していたのですが、一向に止まる気配がないので、やむにやまれずざっと開封してみると、とあるうちの取引先(仮にB店とします)の、Saori Mochizukiの紹介ページに言及して、「B店もやっているのに、なんでうちはダメなのか??」と書いてあるのです。

そもそもA店の言っていることは支離滅裂なので、取り合う必要もないのですが、やまないメールとエキセントリックな言動に若干の恐怖を覚え、こちらも色々調べてみると、どうやら好調なB店の様子を快く思っていないA店が、一方的にB店に対して嫉妬している、という図式が浮かび上がってきました。

その間にたまたま挟まれたのがうちだった、という感じでしょうか。

なので、「B店はうちの正式な取引先だから、うちの商品写真を自店のサイトにアップしても許される。あなたがやっていることとは全く質が異なるんですよ」ということを簡潔にメールすると、そこからは今度、B店に対する攻撃が始まりました、、、(自分の店のサイトにB店の悪口を掲載する、など)。

そんなことをやって、何の得になるというのか、、、と、わたくしは怒るとか怖いとかを通り越して、あきれてしまったのですが、うーん、こういう思考回路になってしまう人って、時々いるんですよね。

誰か目の前に、「自分よりもすごい!あの人みたいになりたい!」と思う人が現れた時、人には2パターンあると思います。

1つは、頑張って自分もその人と同じ所に登ろうとするパターン。

もう1つは、自分は動かず、相手の足を引っ張って、自分と同じ場所に引きずり下ろそうとするパターン。

どちらも「相手と同じ場所に自分もいたい」と思う気持ちは同じなんですが、向いているベクトルの方向が全く異なります。

また後者は、引きずり下ろしているように見えて、実は全く相手の位置は変わらず、どちらかといえば自分の位置が更に沈んでいくだけなので、いつまでたっても相手と自分の距離は埋まりません。

そんなに努力するのって、しんどいことなのかな、って思いますが、きっと後者みたいな人にとっては、とても難しいことなんでしょうね。

というか、世の中難しいことだらけです。

もちろん結果なんてすぐに出ません。わたくしもそうだからよーくわかりますが、失敗だって沢山します。

でもだからこそ、そこで結果を出している人は羨ましがられるのではないでしょうか。難しくって当たり前なんです。誰にでもできること、なんて、所詮は誰にでもできること、なんですから。

今後、攻撃的なA店がどういう行動に出るのかは全く予想がつきませんが、唯一言えることは、他人がどうであれ、わたくしはわたくしが信じる道に、小さな一歩でもいいから着実に足跡を残していくだけ、ということです。

他人にあれこれ嫌がらせをしている時間があるなら、ちょっとでもいいから自分が高みに登れるための努力をすればいいのに。もったいない!

時間は有限だよ、そんなことやっていたら、あっという間にご臨終の時だよ、と思いましたが、、、なかなか哀しいことです。

色んな意味でむなしくなった今日この頃です。

バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー

セレクトショップ「Accent Colorオーナー

望月沙織

水玉 リボントートバッグ

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水玉 ハンドバッグ

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水玉 長財布  

一緒におもしろがってくれる人

半歩先のドラマチック

こんにちは、バッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー&中目黒・Accent Colorのオーナー、望月沙織です。

ついにやっと、お店の入り口の施行が終わりました。

本当は3月1日のオープンに間に合わせたかったのですが、1月の引っ越しからオープンまでの間に2度も香港に飛んだ関係上、わたくしがデータを仕上げる時間が取れず、ここまでずれ込んでしまいました。

当初は、扉のガラスだけを変える予定でした。もともとは一般住居で、普通の(内側が見えない)玄関扉がついた状態だったので、それを、中が見通せる素抜けのガラスに変更したかったのです。

そんな相談を扉屋のモリモトさんにすると、扉の枠諸々にシール状の加工をして、オリジナルのデザインを施すことができる、というご提案を受けました。

えぇーーっ!じゃあ、てんてんしましまの入り口ができちゃうんですかね〜〜?!?!と盛り上がったのですが、でも待てよ、ここちょっと奥まった住宅街じゃない?! そこにいきなりてんてんしましまの枠がぼこっと出現したら、どうなんだろう、、、。

一瞬わたくしがひるむと、モリモトさんは、

「いやぁ、扉くらいなら何ともないですよ。うちは楳図かずおさんちが近いんですけど、あれもなかなかおもしろいって、うちの娘も言ってますから」

おーし、なら、やっちゃいましょう!

ということで、てんてんしましま玄関計画はスタートしたのでした。

今思えば、営業トークも多少あったかもしれませんが、うちとしては、やろうとしていることを、「おもしろい!おもしろい!」と一緒に楽しんでもらえたことは、わたくしと、一緒にやっている撮影部長にとってとても大きな力になりました。

ただでさえ、自分の人生で前代未聞(?)、どうやって店を作ったらいいのかも良くわからない中、進んでいるので、ちょっとでもネガティブな反応があると、これではダメなんだろうか、、、と不安になるものです。

それでも決めるのは社長であるわたくしで、最後はわたくしがやりたいと思うなら押し通せば(もしくはやめようと思うならやめる)いいだけのことですが、そんな時に背中を押してくれる存在があるかどうかで、だいぶ気持ちが変わってきます。

という訳で出来上がった、Accent Colorの入り口、いかがでしょうか??

「小さな画面でデザインするのと、実際に大きくなってみるのとはバランスが違うからイメージが変わると思うんですが、いやーーでもさすがですね!」

と、最後の最後もほめてもらえて、わたくしは上機嫌です(笑)。

ご来店の際はぜひ入り口で記念撮影していってください。運気上昇しますよっ!(信じるか信じないかはあなた次第…!)

田舎もの とは。

半歩先のドラマチック


中目黒のご近所さんの店先にて。
中目黒は社会人の職場としてはわたくしにとって都内6箇所目です(西麻布、青山一丁目、糀谷、麹町、二子玉川、中目黒)

 

こんにちは、Saori Mochizukiのバッグデザイナー & Accent Colorのオーナー・望月沙織です。

最近また映画の「寅さん」を見ています。

マドンナを前にして調子にのった寅さんは、時々

「(自分の家族の団子屋の面々は)田舎モノだから気の利いたおもてなしができません」

と言うんですが、わたくしはこのセリフが自分に向けて言われているような気がして、つくづく奥の深い映画だな、と思います。

寅さんの舞台は、言わずと知れた東京・葛飾柴又なので、「田舎」と言われてもピンと来ないかもしれません。

でも重要なのは何をもってして「田舎モノ」とするかで、わたくしは、外の空気を知らない人・自分たちの慣れ親しんだやり方だけを信じる人、のことをもってして「田舎モノ」とするのではないかと思います。

そうすると、東京だろうがニューヨークだろうが、どんなにその土地が「都会」とされていても、その中には「田舎モノ」はたくさん存在しまます。

わたくしは東京の郊外で生まれ育ち、東京を離れる強力な理由もみつからなかったので、結局今に至るまで一度も東京を離れて生活したことがありません。

辛うじて、関西出身の撮影部長と結婚したので、関東との色んなしきたりの違いに目を丸くしつつ、自分がいかに狭い範囲でモノを見ていたのか、ということが認識できるようになりました。

とはいえ、きっとわたくしはまだまだ田舎モノ感が拭えない気がします。

だからこそ、やれ香港だ、大阪だ、と、色んな土地に出向いていくのかもしれません。

いつかわたくしも東京を離れて暮らす日がやってくるのでしょうか。

だとしたら、どこがいいかな。

たまにそんなことを考えるのも楽しいです。みなさんはどうでしょうか。

 

バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
セレクトショップ「Accent Colorオーナー
望月沙織

 

Saori Mochizukiの水玉バッグ
Saori Mochizukiの水玉バッグ
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通じ合う瞬間【香港・ジュエリーブランド「Coney&Co.(コニーアンドコー)」】

ブランド

水玉バッグ Saori Mochizuki
香港のセントラルPMQの中にあるコニーのお店にて。左からコニー、わたくし、香港在住の友人Mさん)

こんにちは、バッグブランド「Saori Mochizuki」のデザイナー&セレクトショップ「Accent Color」のオーナー・望月沙織です。

ついに先週の日曜から、中目黒で実店舗が開店!

まだ様々なオペレーションが日常化されておらず、毎日システムをくみ上げるのにワタワタしております。

そんなさなかではありますが、少しずつ、お店のことを紹介してみようと思います。

今日は、うちのお店でのお取り扱いが日本初上陸となる、香港のジュエリーブランド「Coney & Co.」についてのお話しです。

ごくたまに、ですが、時々わたくしは、初めてなのに初めて会った気がしない人に巡り会うときがあります。Coney & Co.の香港人デザイナーConey(コニー)は、そんな人の1人でした。

彼女とは、2014年7月にわたくしが初めて香港の展示会に出展した時に出会いました。

水玉バッグ Saori Mochizuki
(デザイナーのコニー)

彼女が生み出すハイセンスなジュエリーとは不釣り合いなくらい、ガハハと陽気に笑うコニーの姿は、どことなく自分と似ている気がして、わたくし達はその日を境にあっという間に仲良くなりました。

ほぼ同世代で、1人で自分の名前を付けたブランドを立ち上げて…と、やっていることも似ているからでしょうか、お互いに母語ではない英語を挟んでの会話にも関わらず、わたくしは彼女の言わんとすること、目指したいもの、抱えているジレンマがよくわかり、あぁ、わたくしは決して1人ではないんだな、と思った記憶があります。

「私は自由でいたい。だから結婚も子供もいらない」という彼女の様子を見ていると、もしかしたら香港は、日本以上に女性が色んなことを両立させるのが難しい社会なのかな、なんて思ったりもして、そこから更にまた様々なことを考えてしまうのですが、それでも「これが私の生きる道!」と、パワフルに、自分の進路を切り開きながら人生をまっとうしようとしているコニーの姿は、チャーミングで思わず応援したくなる何かがあります。

水玉バッグ Saori Mochizuki
(とても美しいコニーのお店。香港に行ってこの様子を見る度に、わたくしは自分の整理整頓能力のなさを呪います…)

そんな彼女が紡ぎだす美しいハンドメイドのジュエリーは、見ているだけで頭の中にわ〜っと物語が広がってくるような、不思議な奥行きがあります。

まだまだもっと、彼女のジュエリーについては語りたいこと、デザイナーとして「うわ〜っ!やられたっ!」と思うような絶妙なポイントが山のようにありますが、それはまたお店に遊びにきてくれた方に、ちょっとずつお話しできればな、と思っています。

ぜひ中目黒に、コニーの世界を体感しにいらして下さい。

バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
セレクトショップ「Accent Colorオーナー
望月沙織