大好きで、「もうやめなさい!」と言ってもなかなか離さなかったお気に入りのおもちゃを前にして思案顔のてん…。
こんにちは、バッグブランドSaori Mochizukiデザイナー&中目黒Accent Colorオーナーの望月沙織です。
少し前、ただひたすら暗記してそれを正確に素早くアウトプットできる人が勝つ時代から、世の中に溢れる情報を自分なりに「編集」して、その時々で有効なコタエを導き出せる人が勝つ時代になった、とモノの本で読みましたが、迷子猫探しは文字通り後者の能力が試される経験でした(迷子猫探しの詳細は「うちのてんちゃんしりませんか??」をご参照ください)。
どんなに猫に詳しくても、長く飼っていても、実際に自分の猫を迷子にしてしまい、必死に探した経験のない人の話は(申し訳ないんですが)ほぼ役に立たなかったですし、かと言って、実際の経験者の方のシチュエーションが全く自分のケースには当てはまらなかったり、上手くいかない場合も多いので、どの情報を信じて試すのか、(失敗した経験も含めて)試して出てきた結果から次の一手をどう考えるのか、、、てんちゃん探しの日々は、なんだかまるで新しいビジネスを立ち上げたかのような気分でした。。。
でもビジネスと大きく違うのは、失敗しても「まあいっか、死ぬわけじゃないし」と割り切れないところ。
わたくしは死ななくても、てんちゃんは死んじゃうかもしれず、終わりがいつ、どんな形でやってくるのか(見つかるのか、自分が諦めるのか、てんちゃんの亡骸を目にするのか…)、もう二度とてんちゃんに会えないんじゃないか、という恐怖感に夜になるといつも襲われました。
そんな時は、毎回、「見つかった」という人の体験談を読んで、心を落ち着かせていました。
見つけた人はたいてい皆さん執念深く(笑)スーパーポジティブで、なかには「数ヶ月かかったけど、期間中、辛かったことは一度もない。骨でもなんでも、絶対に見つけ出すと思っていた」と言っている猛者もいて、なんだ、うちはまだマシじゃんと、再び立ち直ることができました。
という訳で、わたくし達の経験が、同じような孤独な闘いに挑んでいるどなたかの心を少しでも明るくさせることができればと思い、必死に探した2ヶ月間をまとめはじめました。
「猫はブログを書かない」 -迷子猫探し55日間で向き合ったあれこれ-
http://neko-maigo.hatenablog.com
色んなことがありすぎて、話が終わりにたどり着く気配が全くないのですが、どんな道具が役立ったか、など、実務的なことを含めてぼちぼち更新していきます。
うちは、自宅から遠く離れた不慣れな場所(車で片道2時間・距離にしておよそ90km)での迷子、という、おそらく迷子猫業界(?)における難易度でいったら相当ハイレベルでレアな闘いでしたが、逆に言えば、それでも諦めなければなんとかなるので、くじけそうになったら、わたくし達とてんちゃんのことを思い出して、奮起してもらえたらな、と思います。
ちなみにてんちゃんは、サービスエリアの上り線側でいなくなったのですが、発見されたのはなんと下り線側でした。それが発見が遅くなってしまった最大の原因でもあったのですが、さて、てんちゃんはどうやって移動した??なんで下り線側にいるってわかったの??
などなど…2ヶ月に渡るわたくし達必死の推理模様もお送り致します(里親ボランティアの方にも「探偵になれますよ」と褒められ(?)ました…)。
もし万が一、飼い猫を迷子にしてしまって途方に暮れている方が周りにいらっしゃったら、こんな奴らもいるぞ、と教えてあげてもらえたら嬉しいです。
なお、復帰して約10日経ったてんちゃんは、少しずつ元気になり始めていますが、まだひたすら爆睡の時間が長く、大好きだったおもちゃをみても、気持ちがついていかないのかジーッと考えこんでて遊ぶ気配を見せません。
少なくとも失踪していたのと同じ時間は、リハビリと思って気長に向き合おうと思います。
バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
セレクトショップ「Accent Color」オーナー
望月沙織
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