年別:2014年

デザイナーに向いている素質は何だと思いますか?

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Saori Mochizuki サオリモチヅキ 望月沙織 水玉 バッグ

こんにちは、水玉とストライプ・ボーダーバッグのブランドのデザイナー、望月沙織です。割と出不精のわたくしですが、ここ2日連続で終電で帰宅しました。意外と空いていて、あれ?どうした東京?って思いました…。

さて、ショッピングアプリケーションOrigamiのニュースフィードで絶賛連載中の「教えて!サオリモチヅキ」ですが、このブログ上では、その中からピックアップしたいくつかの質問について、もう少し突っ込んだ回答をご紹介していきます。

ちなみに本日の質問「デザイナーに向いている素質は何だと思いますか?」へのわたくしのコタエはこちらでした。

【A.】自分が好きなものと人が好きなものを区別できる人。

よく「自分の好きなものを仕事にしなさい」って言われます。

これは正しい言葉だと思うのですが、更に突っ込んでわたくしなりに解釈すると「自分の好きなもの(得意なもの)で誰かの役に立ちなさい」ということだと思っています。

仕事でお金がもらえるのは、誰かのお役に立てた結果です。

だとしたら、まずは一体どうやったら世の中の人を喜ばせることができるのか考える必要がある。

かつ、お金をもらい続けるためには(=生活して行くためには)毎日毎日それを考え続けないといけません。

でもそれってとってもしんどい。

・・・だからこそ「好きなこと」じゃないと続かない、つまり、「自分の好きなものを仕事にしなさい」ってことなんでしょうね。

わたくしの好きな、水玉とボーダー&ストライプは、どういう形になったら皆さんに喜んでもらえるのか。皆さんはどこにてんてんしましまがあると嬉しいの?

日々禅問答の様なものが頭の中を駆け巡っています。

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

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「教えて!サオリモチヅキ」では質問を大募集中です。ご質問はこちらまでお願いします。

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業者さんとお仕事をする時、気をつけていることは?

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Saori Mochizuki サオリモチヅキ 望月沙織 水玉 バッグ ストライプ ボーダー リボン

こんにちは、水玉とストライプ・ボーダーバッグのブランドのデザイナー、望月沙織です。持ってるiPhoneがリコール対象だったので修理に出して代機をもらったら、電池のもちの良さにびっくり。やっぱりわたくしのヤツは何かがダメだったんですね…。

さて、ショッピングアプリケーションOrigamiのニュースフィードで絶賛連載中の「教えて!サオリモチヅキ」ですが、このブログ上では、その中からピックアップしたいくつかの質問について、もう少し突っ込んだ回答をご紹介していきます。

ちなみに本日の質問「業者さんとお仕事をする時、気をつけていることは?」へのわたくしのコタエはこちらでした。

【A.】120%伝え切ること。100%だと80%しか伝わってなくて失敗すること多々。

学校や職場、家庭の中だと、お互いに合言葉を沢山持っています。

我が家では親戚のことを、住んでいる地名で呼びますが(「山梨のおばさん」みたいな感じ)、望月家を1歩外に出たら、「山梨のおばさん」は山のようにいます。一体それは誰?!ってなる。

こう書くと、そらそうだ、って思うかもしれませんが、わたくし達は自分のなじみのサークルの中だと、こういう風に会話をしていることって結構よくあります。

でも今のわたくしの場合は、自分のテリトリー(会社、分野、国など)を越えた人と折衝しなければならないケースが多いので、当然分かっているだろうと思う合言葉が通じなかったり、違ったものに捉えられてしまいがちです。

そういうことが起きないよう、分からない「合言葉」があれば恥を忍んで聞くようにしますし、相手がどの「合言葉」を持っていないのか分からないので、しつこいくらい分かってもらえているか、確認するようにしています。

日々、言葉を覚えたての子供のようです。

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

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デザインをする時、一番苦労するのはどんなところ?

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こんにちは、水玉とストライプ・ボーダーバッグのブランドのデザイナー、望月沙織です。ニコタマアトリエ階下の保育園では絶賛プール中。楽しそうです。みなさんいかがお過ごしですか??

さて、ショッピングアプリケーションOrigamiのニュースフィードで絶賛連載中の「教えて!サオリモチヅキ」では、「バッグデザイナーにちょっと聞いてみたいこと」を募集中です。

そしてこのブログ上では、その中からピックアップしたいくつかの質問について、もう少し突っ込んだ回答をご紹介していきます。

ちなみに本日の質問「デザインをする時、一番苦労するのはどんなところ?」へのわたくしのコタエはこちらでした。

【A.】トンガリと普遍性のバランス

デザイナーや起業しようとする人は、よく「差別化が大切」と言われますが、誰もやってない、ということは、そもそも誰にも必要とされてないからこの世に存在していない、という可能性もあります。

例えば、どんなにこの世にはないサービスだからと言って、大海原上で海水を売っても商売にはならないように、大切なのは、人に必要とされているけれど、まだ誰も気がついていないこと(もしくはサービスとして確立されていないもの)を見つけるということなんですよね。

わたくしは意外とそこに気づくのに時間がかかって、だいぶと苦しい時期を過ごしました。

ちなみにとても面白い傾向なんですが、うちはバッグだとモノクロ小物だとマルチカラーで派手派手なもの、が人気です。外に見える面積が大きいなら落ち着いた色、内側で隠れるものならいっそ華やかに、って思うのでしょうか。

こういうところにも「トンガリと普遍性のバランス」が求められます。難しいです。

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

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伝統と自由と一緒に、21世紀に着物を連れて行く!/「てんてんしましまを探して」第4回・東京/立川「着物りさいくる工房 五箇谷(ごかや)」オーナー・五箇谷桂子さん

「てんてんしましまを探して」 / ショップさん

「てんてんしましまを探して」第4回
【着物りさいくる工房 五箇谷(ごかや)/オーナー・五箇谷桂子さん】

五箇谷さん
オーナーの五箇谷桂子さん

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizukiデザイナー&中目黒の雑貨店 Accent Colorオーナーの望月沙織です。梅雨が明けましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日ご紹介する五箇谷さんとのご縁のきっかけを作ってくださったのは、五箇谷さんのスタッフ・新井さんでした。

新井さんが「着物に持てるバッグを探しているけれど、持ち手の長さにこだわりがあるので実物を見てみたい」と、うちの百貨店イベントでバッグを買ってくださったのが最初の出会いでした。そしてとてもかっこよくうちのバッグを着物に合わせてくださっている様子を見て、一体どんなお店なんだろう、と興味がわいたのです。

どうやったら現代の生活の中で着物を楽しむことができるの?
着物って、格好いいから着てみたいけど、なんだか敷居が高そう。。。

そう思っている方は、必見のお店です。

ちなみに五箇谷さんは元々は普通の主婦だったそう。それがなぜ、着物のお店を始めるまでに至ったのでしょうか?

昔から着物が大好きで、最初は着付学院に通ってそこで着付けの先生になったんですが、上から言われることは「売上」のことばかり。先生としての評価も売上が全てでした。

あぁ、、、。着付学院にはありがちなイメージですね。

でも生徒さんは、家に眠っているおばあちゃんの着物を着てみたいと思って学校に来てくれている。それなのにこちらは新しい着物を買わせないといけないなんて、おかしいじゃないですか。それがそもそものきっかけでした。

そこから個人で着付けのお仕事をするようになり、その過程で、リーズナブルなリサイクル着物というものに出会う。

着物は高価!というイメージがありますが、買いやすい値段の着物を提供すれば、ハードルが下がって、みんながもっと気軽に着物を楽しめるようになるんじゃないかと思ったんです。

それと同時に、もう一つ五箇谷さんには伝えたいことがありました。

五箇谷さん

着物には、着る時期の決まり事など、ルールが一杯あります。それについて、正しいかどうか不安に思ってもなかなか聞ける人がいない。そんな時に私がお役に立てたらいいなと思うんです。

五箇谷さん

過去、着物がたどってきた歴史を振り返ってみても、着物がこれだけ洋服の中にさらされた時代はありません。そんな時代にはそんな時代の着方があってもいいと思います。帯揚げのかわりにスカーフを使ってもいいし、帯締めのかわりに靴ひもを使ってもいい。そういう着方をしてもいいんだよ、と(着物のことをきちんと勉強した背景のある)私みたいな人間が背中を押してあげると、また着物への間口が広がると思うんです。

かといって、しきたりを全てなくすのはいやだ、と五箇谷さんは言う。

伝統があっての今、だと思うから、なんでもかんでも好きにやる、っていうのは違うと思います。軸がないと次の世代に受け継いで行くことはできません。だからお客様から着付けを頼まれたら、まずはどういう場に着ていくのか、きちんと状況を伺うことから始めます。同じ結婚式でもカジュアルなレストランだったら少し崩してもいいかもしれませんが、格調高い場所で行われるようだったら、それなりのルールに則った着方をしないダメだと思うのです。

ところで、お店を続けていられる秘訣ってなんなんでしょう??(ブランド維持に必死なモチヅキ、興味津々)

お店を始めてから14年経ちますが、1人でやっているという感覚がないんです。始めたのがちょうど21世紀に突入する頃だったので、21世紀に着物を連れて行く!と思ってやってきましたが、本当に周囲の人に恵まれていて、私自身は、日々目の前のハードルを越えることに精一杯。いつ潰れてもおかしくないと思っています。

とはいえ、大きな責任も感じています。介護や子育てで一時的に着物から離れてしまう人もいる。そんな人が一段落して、ふとまた着物を着たいなと思ってうちの店を思い出してくれた時には、絶対にそこにいること!それはとても大切なことだと思っています。

それでいうと、五箇谷さんは現在2ヶ月に1度、ご自身が描く絵手紙をお客様に出し続けているそう。

五箇谷さん

かつては毎月出していました。それにカラーコピーって高かったでしょ。だから最初の頃は、縁取りの線だけ描いたものをモノクロコピーして、子供2人に色塗りを手伝ってもらってたんです。

・ ・・えっ?!全部手描きだったんですか?!

えぇ。700枚が限界でした。それを毎月、2年間。(笑)

しえーーーっ。。。(メルマガ書くの大変、とか、言ってる場合じゃないぞ、自分…)

…素晴らしい着物をもっと沢山の人に伝えたい!気軽に、お洋服を楽しむようにまとってもらいたい!その思いの深さを垣間みて、脱帽です。

ちなみに1枚目の写真で五箇谷さんが手にしているしましまのお着物、わたくし買っちゃいました!だって3千円ですよ!!これならもう惜しみなく着られる。今度はこれを着て、うちのバッグを持って、またお店に遊びに行こうかな。みなさんも、これを機に着物デビューしてみてはいかがでしょうか。五箇谷さんが親身になって相談にのってくださることと思います。

バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー
望月沙織

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今日の記事でご紹介したお店・ブランド・商品の情報はこちら

【着物りさいくる工房 五箇谷(ごかや)】
営業時間など詳細は五箇谷さんのサイトでご確認ください。

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中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。


 

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