絵が好きな子供に育てる方法

子育て 育児

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

大阪で素敵なドレスのお店をやっているProudのオーナー・黒石さんが、お子に水玉の色鉛筆をプレゼントしてくれました。

 

黒石さんにも息子さんがいらっしゃいますが(もう成人されてます)、

 

「こどもがね、キリンみたいなのを描いて、ライオン、って言っても、否定しないで『そうなんだ!』って話を聞いてあげるといいんだよ」

 

とおっしゃっていて、なるほどー!!と思いました。

 

 
お子は、色鉛筆をかじるのに忙しく、まだそこまで描くということにピンときていないようでしたが、早速1冊ノートはあげたので、これから少しずついろんなものを描いていくようになってくれたらいいなと思ってます。

 

ちなみに、どれがいい??と差し出して、一番最初に手に取った色は

 

パープル、

 

でした。

 

紫好きの子に育つのかな。

 

そんなこんなも楽しみです。

 


バッグブランド「Saori Mochizuki」
デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー
望月沙織

 

Instagramも更新中
https://www.instagram.com/saorimochizuki/

 


 

中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。 

Saori Mochizukiの水玉バッグ

Saori Mochizukiの水玉バッグ

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ファッションのリンスインシャンプー化についての考察


会場のコーヒーショップ CoCo Espresso 701。立地もさることながら、建物の7階というへんぴな所にあるにもかかわらず、老若男女のお客さんがひっきりなしに来店するのでビックリしました。聞けば、オーナーが香港コーヒー界の有名人だそうです。そしてそれ以上にビックリしたのが、貸切スペースのお客さんも、ふらり来店のお客さんも、お互いに煙たがる風でもなく、自然に共存していたこと。うちのバッグも、単純にランチを食べに来たおばちゃんが買って行ってくれたりしました。

こんにちは、バッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー & Accent Colorのオーナー、望月沙織です。

わたくしは先週香港でポップアップショップを開催してきました。

香港のお取引先のお店、小時光(Xiaoshiguang)さんの2周年記念イベントの会場の一角にスペースをいただいたのです。

2月に営業に行った時に「3月にこんなイベントがあるけど、来る??」と言われ、わたくしもあんまり深いことを考えずに「行く行く!」と言ってしまったもんだから、一体どんなことになるのか全然予想がつかなかったのですが、行く前に送った商品の売れ行きが好調だったので、ワクワクしながら伺いました。

会場は、香港の、言ってみれば郊外のような場所でしょうか。

東京の町田出身で、八王子にある学校に通っていたわたくしから言わせれば、「こんなのはずれのうちに入らん!」という距離でしたが(笑。地下鉄とタクシーで、中心地から40、50分くらいでしょうか)、ネイティヴの人に言わせると、ものすごくへんぴな所だそうで、でも最近ではおしゃれとされている、インダストリアルエリアの工業団地のような建物の中にあるスタイリッシュなカフェで開催されました。

会場には、次から次へとファッショナブルな人が現れ圧倒されました。

なんて言うんでしょうか、50年代の古い映画の女優さんみたいに、クラシックで、でもちょっと華やかで、非日常的な感じのファッションがとても美しいのです。そして誰もがとても個性的でその人らしい雰囲気をまとっているのです。

(話しは少々飛びますが)先日、日本でドレスショップを経営している仲の良い知人と話しをした時に、

「お客さんにはよく、『普段にも仕事にもパーティにも使えて、派手すぎず地味すぎず、着回しのきくドレスはないか』って言われるんだけど、そんな都合のいいものはない!でも仕方がないのよ、今の日本人はお金持ってないから」

と言われて、そうかぁ、、、日本は今、ファッションにおいて「(お金をかけない)着まわし」が重要なのか、、、と改めて思い、ふと自分を振り返ってみると、なんとなくそんな感じのお洋服になってしまっていることに気がついて、少々悲しくなってしまいました。

忙しい日常を過ごしていると、オンとオフの境目がわからなくなるし、境目をつけずにどちらかに突入せざるを得なかったりします。

そうすると、どうしたってどっちにも通用する、もしくは切り替えが簡単にできることが最重要ポイントになってきて、うちの、コサージュが取り外せるバッグなんかはまさにその最たるものだと思うんですが、今の香港だとそれは少々中途半端になってしまう雰囲気もあり、改めてファッションについて考えさせられました。

もしかしたら、きっちりと線を引き、華美に着飾る時と、猛烈に仕事をする時と、区別して考えた方が、アイテム的にもよりそれぞれに「機能的」なのかもしれません(例えて言うなら、リンスインシャンプーよりも、ちゃんと別々のものを使った方が、手間だけど結果的には髪には良い、みたいな感じ、でしょうか)。

とはいえ、オンとオフ、きっちり線を引くのが難しいというのも(今の自分がそうだから)よくわかります。

だけと、香港のお客さんをみて、ちゃんとおしゃれをする、っていうのはいいことだなぁと感じてしまったわたくしもいます。

という訳で、改めて、バッグを通してどういう生き方を提案できるのか、考えさせられた今回の香港の旅でした。

さて、これを受けて、うちのブランドはどう発展していくのでしょうか。

またしばしあれこれ悩むと思います。ぽこん、と何か、うみだせるといいのですが。

どうぞ今後のSaori Mochizukiにご期待くださいませ(と、自分で自分にプレッシャーをかけてみた)。
バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
セレクトショップ「Accent Colorオーナー
望月沙織

Saori Mochizukiの水玉バッグ
Saori Mochizukiの水玉バッグ
Saori Mochizukiの水玉バッグ
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通じ合う瞬間

水玉バッグ Saori Mochizuki
(香港のセントラルにあるコニーのお店にて。左からコニー、わたくし、香港在住の友人Mさん)

こんにちは、バッグブランド「Saori Mochizuki」のデザイナー&セレクトショップ「Accent Color」のオーナー・望月沙織です。

ついに先週の日曜から、中目黒で実店舗が開店!

まだ様々なオペレーションが日常化されておらず、毎日システムをくみ上げるのにワタワタしております。

そんなさなかではありますが、少しずつ、お店のことを紹介してみようと思います。

今日は、うちのお店でのお取り扱いが日本初上陸となる、香港のジュエリーブランド「Coney & Co.」についてのお話しです。

ごくたまに、ですが、時々わたくしは、初めてなのに初めて会った気がしない人に巡り会うときがあります。Coney & Co.の香港人デザイナーConey(コニー)は、そんな人の1人でした。

彼女とは、2014年7月にわたくしが初めて香港の展示会に出展した時に出会いました。

水玉バッグ Saori Mochizuki
(デザイナーのコニー)

彼女が生み出すハイセンスなジュエリーとは不釣り合いなくらい、ガハハと陽気に笑うコニーの姿は、どことなく自分と似ている気がして、わたくし達はその日を境にあっという間に仲良くなりました。

ほぼ同世代で、1人で自分の名前を付けたブランドを立ち上げて…と、やっていることも似ているからでしょうか、お互いにそこまで流暢ではない英語を挟んでの会話にも関わらず、わたくしは彼女の言わんとすること、目指したいもの、抱えているジレンマがよくわかり、あぁ、わたくしは決して1人ではないんだな、と思った記憶があります。

彼女のことが大好きな彼氏もいるけれど、「私は自由でいたい。だから結婚も子供もいらない」という彼女の様子を見ていると、もしかしたら香港は、日本以上に女性が色んなことを両立させるのが難しい社会なのかな、なんて思ったりもして、そこから更にまた様々なことを考えてしまうのですが、それでも「これが私の生きる道!」と、パワフルに、自分の進路を切り開きながら人生を全うしようとしているコニーの姿は、チャーミングで思わず応援したくなる何かがあります。

水玉バッグ Saori Mochizuki
(とても美しいコニーのお店。香港に行ってこの様子を見る度に、わたくしは自分の整理整頓能力のなさを呪います…)

ちなみにたいがいの香港人がそうであるように、日本のことが大好きで、憧れの気持ちを抱いてくれている彼女にとって、東京のお店で自分のアイテムが取り扱ってもらえるというのはとても誇らしいことのようで、「ねえねえ、あなたのお店のことをうちのホームページに載せても良い??」と言われたので、いいよ、と伝えると、今までの古い付き合いのお店をすっとばして、新参者のうちの店が最上位に掲載されていて、思わず笑ってしまいました。

そんな彼女が紡ぎだす美しいハンドメイドのジュエリーは、見ているだけで頭の中にわ〜っと物語が広がってくるような、不思議な奥行きがあります。

まだまだもっと、彼女のジュエリーについては語りたいこと、デザイナーとして「うわ〜っ!やられたっ!」と思うような絶妙なポイントが山のようにありますが、それはまたお店に遊びにきてくれた方に、ちょっとずつお話しできればな、と思っています。

ぜひ中目黒に、コニーの世界を体感しにいらして下さい。ちょっとトーカティブな望月が、手ぐすね引いてお待ちしております。

バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
セレクトショップ「Accent Colorオーナー
望月沙織

質のいいものを、末永く、より輝かせることができる人/「てんてんしましまを探して」第9回・福岡「カラフルブティックモア」オーナー・平田マドカさん

「てんてんしましまを探して」は、毎週木曜正午更新
てんてん(水玉)しましま(ボーダー&ストライプ)のかわいいアイテム、そこに携わる人々の思いをバッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー・望月沙織がつづります。企画詳細についてはこちらをご覧ください。

こんにちは、水玉とストライプ&ボーダーのバッグデザイナー・望月沙織です。

さて、今週からしばらく「てんてんしましまを探して」は九州・福岡特集になります。どういう訳かご縁があって、2014年は福岡づいているSaori Mochizuki(その理由は追々明かします)。そのトップバッターは、福岡・中央区にあります「カラフルブテティック モア」さんになります。

今年の3月、わたくしが初めて福岡に上陸した際、どこか素敵なお店はないかなーと探して尋ねたのが最初の出会いです。その時撮影部長にお土産で買っていった腕時計が本人にも周囲にも大変好評で、以来また機会があったら遊びにいきたいな、と思っていたお店の一つです。

その「モア」のオーナー、平田マドカさんに、どうして古着なの?古着の魅力って何??などなど伺ってみました。

カラフルブティックモア

オーナー・平田マドカさん

そもそもお店を始めたきっかけは何だったんですか??

平田マドカさん(以下<平>)
きっかけは、ここの物件が決まったからなんです(笑)。もともとお店はやりたいと思っていて、店舗の物件を見るのが好きだったので、暇つぶしに見ていたら、ここの物件が出ていたんです。人気の場所で他にも引き合いがたくさんあるからということで、とりあえず申し込みだけしておいて、決まったらやればいいか、と思っていたら、その日の夕方に「決まりました」との連絡が来ました。60年ものの普通の民家だったけど、好きに改装していいと言われたし、主人も「ずっとやりたかったんでしょ」と背中を押してくれたから、8月末に契約して、4ヶ月間会社員をしながら改装・準備をして、12月にオープンさせました。

ということは、前職は会社員だったんですね?

<平>
最初は福岡のアクセサリーブランド「ミハエルネグリン」にいました。その後上京して古着屋で働いたりしていましたが、福岡に戻ってきてしばらくして、ミハエルネグリンの社長から声がかかり、福岡VIOROの中に新しくオープンするミハエルネグリン直営店に店長として4年間在籍してました。

だから仕入先も貯金も何もない中で始めました。(仕入れ先は)自分が好きなものを行き当たりばったりで頼んでいったけど、ロット数が大きすぎて無理だった所以外はほとんど取引してもらえました。でもやりながら揃えていったので、オープンしてから2-3ヶ月してやっと店内が揃った感じでした。

カラフルブティックモア

アトランタのドールハウスのデザイナーが手掛けるハンドメイドウォッチブランド「FUN WATCHES」。わたくしは3月に、文字盤にカメラとフィルムが入ったデザインを見つけて撮影部長用にゲットしました。その時はベルトの色を選べるフェアをやっていたので、ゴールド(笑!)を選びました。残念ながら今回の入荷分でお取り扱いは終了になってしまうそうです。詳しくはモアさんのブログで。

仕入れ商品やハンドメイド作家さんのアイテムと平行して、古着など、ヴィンテージアイテムを扱ってらっしゃいますが、古着はなぜお好きなんですか?

<平>
私は、ロリータからパンクに至るまで、とにかく色んなファションをやったけど、最後にたどり着いたのが古着でした。古着はモノがいいのと、低価格で個性的なファッションができるのが良いところです。元々が古いから、流行もあまりないですし。今、そういうのを実現させようとすると、プレタ(プレタポルテのお洋服・・・オートクチュール(=オーダーメイド)を、量産向けに改作した高級既製服)で、5-6万円のお洋服、とかになってしまうけど、それが(その金額よりも)低価格で実現できるのが古着だと思っています。

ちなみに古着はどこから買い付けてきているんですか?

<平>
毎年海外で1ヶ月間くらいかけて買い付けをしてきます。渡航先はフランス・イギリス・ドイツ・イタリア・オランダなど。フランスをメインに、毎年国を開拓して増やしている感じです。(経費を押さえるために)安い宿に泊まるんですが、宿の状態も、本当に良い古着に出会えるかどうかも、実際に行ってみないと分からないので、リスクがとても高いです。長々とお店をあけて行くので、お客さんに対するプレッシャーもありますし。

そうですよね。カタログを見ながら型番で注文できる既製品と違って、良い古着を探すのって、大変ですよね。

<平>
海外は「古いものはいいもの」という概念があるけれど、日本は消費社会で、使い捨て文化。だから海外では(古着は)ぼろぼろのものでも値段が高いのに対して、日本ではすごく質のいいものが「古いから」という理由で安く扱われてしまっています。そういうのはとても悲しいんですが、大量生産品との比較もあるし、その辺りのバランスが難しいです。これはハンドメイドの作家さんにも言えることで、うちでお取引のある作家さんはみんな腰が低くて、自分がつけた値段を「高すぎる??」と心配して聞いてきたりするんですよ。でもちゃんとしたものはちゃんとした価格で売りたいから、「もっと高い値段をつけて売っても良いんですよ」と言う時もあります。

なるほど。日本だと、なかなか古着の価値を見いだしてもらいにくいんですね。その落差を一生懸命、丁寧に埋めているのが「モア」であり、平田さんなのだ。

カラフルブテイィックモア

では平田さんにとって「良い古着」ってどういうものなんでしょう?何を基準に仕入れる・仕入れないを決めているんですか?

<平>
大前提は、テイストとデザイン。その中でもこだわっているポイントは色(カラフル)、柄(水玉、チェック、ストライプ。「ボーダーはみんな着ているし、私が着ないので入れない…」と言いながら、ボーダーのスカートを履く目の前のモチヅキに気づき「あっ、すみません、、」とはにかむ平田さん。かわゆいです)。

あとはシルエットとサイズ感(かわいいけど、日本人には大きすぎる、など)。それをふまえた上で、状態が良いかどうかを見極めます(きれいなもの、もしくは、状態が悪くても直しがきくものかどうか)。

オープン当初は、あれもこれも仕入れていました。それこそ「安いからとりあえず買っとくか」みたいに。でもそういうものはずーっと売れ残ってしまうんです。そういうものを毎日見ていると悲しくなるし、お客様にしてみても、高くても良いものが欲しいから、セールをしても売れないんです。

だから自分の気持ちが納得するものを仕入れるようにして「売れそうだけど嫌かも」と感じるものは、入れないことにしました。

ファストファッションは全否定しませんが、値段で買うと結局着ないんですよ。そういう着ないけどノリで買ったもの、安いから買ったものは2年くらい前にガレージセールで全部売り払いました。以来(自分の私物も)本当に使うかどうか、考えてから買うようになりました。

確かにな…。うちの場合は生地ですが、安いから多めに買っとけ!と思って買ったヤツは、いつまでたっても「多め」のまま、減らない…。

ちなみに今、お店にスタッフさんがいらっしゃいますよね?(取材の申し込みの際、スタッフさんからもご連絡を頂きました) それはどういうご縁で採用に至ったのですか??

<平>
3年間は1人でやっていました。そんな中、お直しできる人がお店に居座り続けたので、じゃあしょうがないな、と、4年目から本格的に雇うようになりました。新しい方法ですよね、居座るって(笑)。

彼女は20代前半から通っていたモッズや60sの音楽イベントで知り合った人です。今は商品出しや(リメイクの)オリジナル商品を作ってもらっています。古着は、厳選して状態の良いものを選んで来たつもりでも、店頭に出す前に改めて確認してみると、(シミや傷が見つかる)ロス商品は必ず出てしまうので、それをリメイクして状態をよくして売っているんですが、彼女はそれをお金をかけずに「家の冷蔵庫で何かを作るタイプ」なんですよ。

それまでは毎日夜中まで残って仕事をやっていましたが、彼女が来てくれるようになって、だいぶ楽になりました。自分よりも上手くできる人にやってもらって自分の時間が増える方がいいと思いました。そのおかげで出張とか、蚤の市出店とかへ、お店を閉めずに行けるようになりました。

ところで、お店の入口に「着付け出張」って書いてあるんですけど、着付けもできるんですか?

<平>
そうなんです、着付けの仕事もしています。もともとアンティークの着物が好きで、友達と着物イベントをやったりしていたのをきっかけに、本格的に着付けを勉強して、1年経たないくらいで師範の免許がとれたんです。着物って言うと、「自分の体にあったもの(自分用に1からあつらえたもの)を着ないなんて!」とか、敷居の高いことを言われちゃいますが、そういうのではなく、趣味でリサイクルで買ったものを着られるようにしたいと思ってやっています。

カラフルブティックモア

半襟とか、帯締めとか、あわせ方がものすごくキュート!「自分の私物でアレンジしてるだけなので〜」と謙遜されてましたが、さすがのセンスです。これ着たい。

おぉ!これは、先日お話を伺った五箇谷さんと一緒で思わず嬉しくなりました。わたくしも、良いものが変なプライドやお金儲け主義の犠牲になって、廃れていってしまうのは忍びないと感じています。そういうのを「もっと気軽に楽しんでいいんだよ!」とその道のプロに言ってもらえるのはすごく自信につながります。

<平>
それと私、今、ちんどん屋もやってるんです。

!!!!…..!!!! どういうことですか?!

<平>
古き良きもの、という流れで、ちんどん屋に興味がわいて、ここ10年くらいずっとちんどん屋のイベントを観に行ったりしていました。その縁で福岡でちんどん屋をやっている人と仲良くなって、「生まれ変わったらちんどん屋をやりたい!」って言い続けていたら、「今世でやれ!」と誘われて(笑)、福岡のキャナルシティでお正月の5日間「セールやってるよー!」っていうにぎわしをやったらすごく楽しかったんです。着物も着ますしね。

それでハマったと…!でも確かに、ちんどん屋って「売る」ための仕事です。そう思うと、すごい存在です。わたくしは毎日毎日どうしたら自分のブランドのネットショップが売れるのか考えて実行してますが、それもある意味、「ちんどん屋」的仕事ですよね。

<平>
ちんどん屋って、「ちんどん屋みたいな格好して!」と、「ド派手でしっちゃかめっちゃか」の代名詞みたいに言われるけれど、実は色んな楽器が弾けたり、何でもできるすごい人達なんですよ。私は、レトロな着物を着て、お洒落でPOPなちんどん屋を目指したいんです。ゆくゆくはバンドみたいにして、ちんどん界のイメージを払拭したいと思ってます。

そういいながら、レトロモダンな水玉の着物を着て、ゴロス(大太鼓)を叩いている平田さんのちんどん屋の様子を動画でみせてもらったのですが、これがまためちゃくちゃキュートでかわいいんですよ。うちのバッグを売る時に、何か一緒にできないかって真剣に考えてしまった程です(現在も絶賛考え中。何か良い案あったら教えてください)。

<平>
やっと生涯の仕事を見つけたって感じがします。雇われていると先が見えないじゃないですか。天神で働いていた時は何をしてたんだろう、、、って思うくらい、(仕事を通して)友達ができなかった。もちろん顧客の育て方などは勉強になったけど、(今の仕事を始めてからの方が)人のつながりが増えました。

ちなみにお店を続けられた理由はどこにあると思いますか?

<平>
それはもう全部お客さんのおかげです。うちは「出会い系モア」と呼ばれているけれど、モアを通じてお客さん同士が仲良くなるんですよ。モノを売るというよりは人とモノを、人と人をつなげる役割をしていて、そういうところを楽しいって思ってもらえているのかな、と思います。

それで言うと実は、平田さんのお知り合いが、わたくしの知人とも知り合いだったということが判明して、びっくりしてたところなんです。そうやって人の輪が広がっていくのって、本当にすごいことだし、狙ってできるものでもないので、大切にしたいな、と思います。

カラフルブティックモア

ヴィンテージのアクセサリーも多種並ぶ。どれもこれも、一瞬新品と見まごう程きれいに磨かれてます。

では最後に、将来の目標とか、伺えますか?

<平>
目標は、「モア」というブランドとして確立したいんです。「モア」に商品を置きたいんだ!と思ってもらえるようにして行きたいです。

あとは、リメイクとかでオリジナルブランド的な商品も作りたいと思ってます。実はこの帽子(写真↑:左上のリボンがついた赤い帽子)も、柄はかわいいんだけど、サイズ的に使い勝手が悪かったスカーフを、リメイクして作ったんです。色違いはもう売れてしまいました。それと去年くらいからオリジナルタグを作って、買い付けてきた古着にもつけているんですよ。よくお客さんには「えっ?これってモアが作った商品?」ってびっくりされるんですが(笑)、それは(下手なものを売れないぞという)自分たちへの戒めでもあります。

使えそうにないけれど、でも可愛い柄を生かして上げたいと手をかけるその愛情。スカーフもお客さんも、嬉しいですよね、きっと。

・・・実はお店を始めるにあたっての最大のキーマン=「やったら良いじゃん」と背中を押してくれたダンナさんのことなど、まだまだ実は沢山素敵なお話を伺いましたが、それはまたいつか別の機会にご紹介したいと思います。

また福岡に行った際には、お店に遊びに伺いますね。そしてお近くにお住まいの方、お住まいじゃないけれど、これから福岡に遊びにいかれる方、是非立ち寄ってみてください。平田さん、どうもありがとうございました。

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

(一部敬称略でご紹介させていただいている場合がございます。ご了承ください)
(掲載されている商品詳細は、直接お店にお問合せ下さい)

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今日の記事でご紹介したお店・ブランド・商品・人物の情報はこちら

カラフルブティックモア 公式サイト

ちなみに9月25日(木)に浅草で開催されるちんどん屋のイベントに出演されるそうです。なんとタイムリー!!わたくしは伺うつもりでおります。皆さんもご一緒にいかがですか??

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「アーティスト」販売員/「てんてんしましまを探して」第11回・福岡/会員制サロン「LOUVE(ルーヴ)」オーナー・藤川修子さん

「てんてんしましまを探して」は、毎週木曜正午更新
てんてん(水玉)しましま(ボーダー&ストライプ)のかわいいアイテム、そこに携わる人々の思いをバッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー・望月沙織がつづります。企画詳細についてはこちらをご覧ください。

こんにちは、水玉とストライプ&ボーダーのバッグデザイナー・望月沙織です。

さて「てんてんしましまを探して」第11回目の本日ご紹介するのは、福岡で隠れ家的ブティックサロンを経営されているLOUVE(ルーヴ)の代表・藤川修子さんです。

「すみませーん!バッグ、売れちゃったんです!」

藤川さんから初めて頂いたお電話がこれでした。

?????

売れちゃったって、どういうこと???藤川さんて、だれ?????

出会いは衝撃的でした。

福岡・LOUVE

オーナー・藤川修子さん

そもそも藤川さんとのご縁をつないでくださったのは、長崎・平戸と福岡を拠点に活動をされているアクセサリーブランド「TOIRO-FIRANDO」の代表・小値賀さんでした。

TOIROさんは今、うちの商品を福岡の催事で販売してくださっています。その関係で結構沢山うちの商品を預かってくださっているのですが、「とってもすごい人がいて、その人に是非サオリさんのバッグを紹介したいと思っているんですけど、いいですか??」と、ご連絡を頂いたのが藤川さんのことでした。

その後、藤川さんが「これは!」と思ううちのバッグを、TOIROさんで保管中の在庫の中からいくつかピックアップし→LOUVEに持ち帰り→品出しをしているうちに→売れてしまった!

・・・詳しい事情はよくわからないのですが、とにかくそんな感じだったと思います。

その間、ほんの数日。あまりの展開の速さに全く事情が飲み込めず、最初はぽかんとあっけにとられておりました。

そして後から冷静になって、「いやでも、なんであんなにあっという間に売ることができるの〜〜〜?」と、その凄まじい販売力に興味津々になったのです。

という訳で福岡に渡ったモチヅキ、単刀直入にその点について藤川さんに聞いてみちゃいました。他にも色んなお話を伺いましたが、今日はもう一点突破!皆さんも一番悩んでいるであろう「売る」ということ特化して、カリスマ販売員なんて言葉では語りきれない、アーティステックな藤川流アプローチ法や思いをご紹介したいと思います。

福岡・LOUVE

LOUVEの店内にはTOIRO-FIRANDOのアクセサリーも沢山並んでいます。

—まず、なんでそんなに売れるんでしょう??わたくし、あっという間に売れてしまったことに、本当にびっくりしたのですよ。何が他と自分の違いだと思いますか??

<藤川さん(以下<藤>)>
お客様に対して、いきなり商品の話はしないんですよ。少し様子を伺います。でも、相手をベタ褒めすることもないんです。ちょっと持ち上げて落としたり、「もうちょっとこうしたら??」と嫌なことも言います。

そうやって土足で入っていくと(笑)、相手は初めて会った気がしなくなるんですね。

(私が生まれ育った)田舎はみんなフレンドリーで、知らない相手でも平気で話しかけます。こういうやりかたは、そんなところから来ているのかもしれません。

ちなみにご出身はどちらなんですか?

<藤>
宮崎です。最初は宮崎で教員をしていました。幼稚園で2年、小学校で半年教えていました。先生をやっていた人って、意外とこの仕事で成功しているんですよ。ごまかしがきかない鋭い子供を相手にしていて、気配り・目配りができるので。

なるほど。ちなみにそこから、1回はチャレンジしてみようと思って、今の業界に転職されたそうです。

そして一番最初に働いていたお店をやめて他店に移った時、やめたお店の会社に「藤川さんはどこに行ってしまったのーー???」と、お客様から電話が殺到したそうです。それに困り果てた会社から、「(本来はそういうことは許可しないんだけど、量が量で、業務に支障をきたすので)自分の移籍先について、案内のハガキを出せ」と言われたそうです。

その後、そういった販売での実績をもとに、様々な会社の販売コンサルタント事業も始めます。

しかしコンサルをする先々のお店に、お客さんが藤川さんと一緒に移動したそう!

そうやって自分についてきてくれるお客さんをたらい回しにしていていいのだろうか、ということで、3年前にご自身のサロン「LOUVE(ルーヴ)」を開くこととなります。

福岡・LOUVE

つまりお客さんは、藤川さんから商品が買いたいんです。あの人でもこの人でもなく、藤川さんから。

これはもう販売員だれもが目指すところで、よく接客のマニュアル本などにも書かれていることなんですが、だからといって、なかなか簡単には行きません。どうして藤川さんはそんなにお客さんに慕われ、信頼してもらえるのでしょうか。

<藤>
私はまず、お客さんを頭の中で裸にするんですよ。この人に何を着せようかな、この人は胸が大きいぞ、とか、髪型も服も、全部頭の中で変えるんです。一瞬の間にストーリーを作っています。50人いたら、50人分できますよ。

道を歩いていても、向こうから来る人を、次々に着せ替えています。あー、あの人は意外とお腹に肉がついているな、とか、男目線で色々想像しています(笑)。

そんな話、初めて聞きました!でも要は、その人の本質的な体系の部分までさかのぼって、一体この人は何が似合うのか、っていうことを会った瞬間に考えているってことなんですね。

<藤>
頭の中にフィルムが入っていて、映像が出てくるんです。お客さんが1回目に買った商品は全部覚えていますよ。久しぶりに会って、名前と顔を忘れてしまっていても(笑)話しているうちに、「あ、この人が最初に買ったのはアレだ!」と必ず思い出します。

そこから、そのお客さんが何を持っていないのか、持っていないアイテムをおすすめします。

地図は、空中から見た図が一番分かりやすい、という藤川さん。

それと一緒で、お客さんのことを俯瞰から眺めてあげて、足りてないものを差し出してあげれば、必然的に売上につながるでしょ、ということなんですが、そうするためには、まず自分が今までどんなアイテムをそのお客様に進めてきたのか、きちんと覚えていなければなりません。ただ、「売れ筋だから」「会社で売れって言われたから」というものを何にも考えずにすすめているだけだと、覚えていたくても決して記憶には残らないでしょう。

つまり逆にいうと藤川さんは、その都度きちんと自分の頭で考えたものを、それぞれのお客さまにあわせてすすめているからこそ、鮮明に記憶に残っているということでもあると思います。

<藤>
「これ、いま流行ってるんです〜」って言われても、だからどーした?って思うでしょ。それがそのお客さんに似合うとも限らないし。

私は、流行はお店が創り出すものだと思ってます。

お客さんに、「いま何が流行ってるの?」って聞かれると、私は「世間は知らないよ。でもうちはこれ!」って応えてます。世間で茶色が流行している時に、「うちは黒!」と、黒をおすすめしていたら、お客さんは「良かった!(みんなとかぶらない)黒を買って!」って喜んでくれますから。

でも、逆に流行っているものが欲しい、皆と一緒がいい、って言う人もいると思うんですが、そういう時はどうするんですか??

<藤>
そういう時は、「茶色にしときな〜」って言いますよ。無理強いはしません。

大切なのは、表現力です。(お客さんのことを)全否定もしないけど、全部のみこむ訳でもない。お客さんからびっくりさせられるようなことを言われたら、更にその上を行く何かで、逆にもっとびっくりさせられないとダメだと思います。

褒めるだけだと誰にでもできます。でもコンプレックスもつかんで、逆にそこがかわいいじゃん!と言ってあげることも大切です。

さっき、私は男目線で女性を見てるって言ったけど、福岡は女性があまってるんですよ。そして本当に気が利かない男が多い!(笑)だから女性が上に立って(男勝りに)やってるけど、やっぱり女性らしさは失ってほしくないと思うんです。トイレットペーパーを丸めて手を拭くんじゃなくて、ハンカチで拭きましょうよ、とか、そういう部分のお手伝いができたら良いなと思ってます。

福岡・LOUVE

その場を丸くおさめるためにチヤホヤすることは簡単だし、コンプレックスを指摘するだけでは単なるイジメだ。でも藤川さんは、愛情ある目線を注いでグッと相手に踏み込み、どうしたらコンプレックスを含めてその人が魅力的に輝けるか、瞬時に考えているのです。

そんなことされて、惚れない人がいるでしょうか。

<藤>
太ったけど、サイズ感を変えずに着られるお洋服を提案してあげることが大切なんです。

そしてそういうブランドを見つけてくるのが藤川さんの仕事、ということなんでしょう。

・・・ちなみに恐ろしいけど、思い切って聞いてみます。

福岡・LOUVE

うちのバッグは一通り売っていただき、現在はこのSpin Offが1点のみ、店頭にありました。ありがとうございます。

うちのバッグはどうしてお取り扱いいただけたのでしょうか?

<藤>
たまたまね、バッグが全く手元になかったんですよ(笑)。で、TOIROさんから望月さんのことを紹介された時に、持ってきてもらったのがそもそもです。

そこからは、TOIROさんから聞いた望月さんのイメージと、カタログにのっている望月さんの写真を見て、「これはスライサーっていうのを貼っていてですね」「バッグの重量はほうれん草1束と同じ位の軽さなんですよ」と、あたかもブランドのことをものすごく知っているかのように説明していました。

要は、作っている人への想像力ですよね。だから、作り手は「思い」がある人の方が絶対にいい。デザイナーの方が商品に対しては詳しいんだから、自信を持って売った方が良いですよ!

・・・と、最後はもうわたくしへの応援の言葉だと勝手に解釈しましたが(笑)、とにかくお客さまとブランド、あらゆる方向への思いの巡らし方がハンパないんです。そこまでやられて、ついていかない人の方がおかしい。

<藤>
次のステップは、去年くらいからずっと考えていて、ここを居心地の良い場所にしたいと思っています。うちに来るお客様は、30代、40代、50代と、体のバランスが崩れてくる年齢にさしかかるので、衣食住、トータルビューティーを提供できる場にしたいと思っています。お化粧品や、下着のプロに来てもらったり、私自身は今(サービスとして提供するために)ピラティスの資格を取ろうとしています。

いいな。近かったら、わたくしも通いたい。

人は人、自分は自分。もっと自信を持ちなさい、って色んな人に言われますが、こんなに説得力を持って、心に響いたのは久しぶりでした。それはきっと藤川さんがそういう生き方を貫いてきているからだと思います。

そんな藤川さんに会ってみたい!お洋服を見立ててほしい!と興味を持った方は、どうぞ下記にリンクをはっておりますLOUVEさんの連絡先(メールアドレス)まで、お問合せ下さいませ。

「東京だからちょっと遠いな…」なんて思ってるそこのあなた!似合う服が見つからず、いつまでも中途半端なものに無駄遣いしているくらいだったら、ぱっと福岡まで行って藤川さんに「丸はだか」にされた方が、ずっと良いいかもしれませんよ!

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

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質のいいものを、末永く、より輝かせることができる人/「てんてんしましまを探して」第10回・福岡「カラフルブティックモア」オーナー・平田マドカさん

「てんてんしましまを探して」は、毎週木曜正午更新
てんてん(水玉)しましま(ボーダー&ストライプ)のかわいいアイテム、そこに携わる人々の思いをバッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー・望月沙織がつづります。

「てんてんしましまを探して」第10回
福岡「カラフルブティック モア」/オーナー・平田マドカさん

カラフルブティックモア

平田マドカさん

本日の記事はこちらのページにアップされております。ぜひご覧くださいませ。

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

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環境は自分の手で創るもの/「てんてんしましまを探して」第9回・東京/自由が丘「アイサロンシエル」代表・小山田松美さん

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「てんてんしましまを探して」第9回
自由が丘・まつげ専門サロン「アイサロンシエル」/代表・小山田松美さん

自由が丘・まつげ専門サロン「アイサロンシエル」/代表・小山田松美さん

小山田松美さん

こんにちは、水玉とボーダー&ストライプのバッグデザイナー・望月沙織です。「てんてんしましまを探して」もおかげさまで、はや9回目、本日ご紹介するのは自由が丘でまつげ専門サロンを経営されている小山田松美さんです。

小山田さんとのご縁は、説明しようとするとわたくしのダンナでもある我が社の撮影部長・谷 峰登にまで話がさかのぼります。

谷は主にTVCMや映画の映像を撮るカメラマンをやっております(その合間でたまーにうちの商品撮影なんかをやってもらってます)。そして撮影の際には、「照明技師」という光をコントロールするプロフェッショナルとタッグを組みます。

「照明」というと、ライトをぼんぼんあてるイメージがあるかもしれませんが、例えば室内の撮影の時、窓から流れ込む自然光を調節したり、逆に外ロケであたりすぎる太陽光をカットしたりと、画面の中の光の回り方をコントロールするのが主なお仕事になります。特に映像の場合、被写体が色々と動き回る場合があるので、結構大変なのです。

当然映像の色味やトーンを左右するお仕事なので、カメラマンにとっては大変重要な存在でして、たいていのカメラマンは、一緒に組む照明技師さんが決まっています。

そして谷がいつもお世話になっている照明技師が、今日ご紹介する小山田さんのダンナさんの小山田智さんになります(ちなみに最近の谷+小山田智さんのお仕事は、日清カップヌードルのTVCM「現代のサムライ」篇です。たくさん放映されていたのでご覧になった方も多いのではないでしょうか)。

さてそんな小山田さんの奥さまである、小山田松美さん。まつげ専門店を立ち上げる7年前までは主婦をされていたとおっしゃいます。そこからどのような経緯をたどって現在に至るのでしょうか??色々と伺ってみました。

そもそも最初は美容師だったと伺いましたが、なぜそのお仕事をやめてしまったのですか。

自由が丘・まつげ専門サロン「アイサロンシエル」/代表・小山田松美さん

<小山田さん、以下「小」>
子供ができて切迫流産になったのを機にやめて、そこからしばらく主婦をしていました。

それなのに、どうしてまた仕事復帰しようと思ったのですか?

<小>
2人目の子供が中学受験の時に、そろそろまた仕事を始めたいと思って準備を始めました。

・・・○○ちゃんのママで終わりたくない。年齢的にも今さらお勤めしても貰えるお給料は微々たるもの。

ならばダメもとで独立してみよう、と思ったのが大きな理由とのこと。

おそらく前半部分は世の大半の「ママ」が抱く思いではないかと思います。ただそこから行動を起こし、会社にもダンナにも子供にもぶら下がらず、自分で自分の人生を切り開いてみようと思ったことがとってもカッコいい。

ちなみにダンナさんは起業するにあたってどんな反応をしましたか?また娘さん達は、小山田さんがお仕事をしている姿をどのように見てらっしゃると思いますか?わたくしも結婚後に起業したので、よく色んな人から「ダンナは反対しなかったのか??」と聞かれるのですが。

<小>
主人は、「僕も家事とか手伝うからやったら良いよ〜」なんて言ってました(笑)。娘達は、自分が(まつげのお手入れを)やってもらえるし、こちらも練習台にできるので、お互いに役立っている感じです。でも美容師には興味がないみたいですね(笑)。

少々補足させていただくと、小山田さんのご主人もうちの谷も、もともとがサラリーマンではなく、もう既に自分たちが「起業」しているような状態なので、普通の家庭に比べるとフリーで仕事を始めたり、起業することに対する抵抗がおそらく非常に低いです。また始めようとするわたくし達側からしてみても、彼らの良い部分も大変な部分も目の当たりにしてきているので、色んな意味で腹も座っています。この感覚は、なかなか一般的には理解しにくいかもしれませんが、とにかく普通の家庭に比べて幸か不幸(?)か「起業」へ向かいやすい環境にあるのは確かです。

とはいえ、やるかやらないかは自分次第。そしてやってみる道を選んだ小山田さんですが、でもなぜ美容師に戻らなかったのですか??

自由が丘・まつげ専門サロン「アイサロンシエル」/代表・小山田松美さん

<小>
体力的に大変じゃないほうがいいと思いました(美容師は基本立ちっぱなしなので)。なおかつ美容師の免許がいかせる仕事、と思ったらまつげサロンにたどり着きました。同じ美容というくくりでリフレクソロジーやオステオパシーも考えたのですが、体力を使う上に特に国家資格が必要のない職業だったのでやめました。

ということは、まつげの施術をするためには美容師の資格が必要なんですね。知りませんでした!

<小>
まつげサロンが世の中に登場し始めた頃は、特に資格はいりませんでした。でも途中から免許が必要ということになりました(※)。一応首から上(の施術)は美容師のみに許されています。免許がないから続けられず廃業したお店もあったようですよ。

※トラブルが多発したのをきっかけに、2008年7月厚生労働省によって、まつげへ施術を行うには美容所登録並びに美容師免許が必要という通達が出された。

ちなみに3、4年前、初めて小山田さんのお店でわたくしが施術を受けた時は、確かお一人でやっていたと思います。今はその時よりも広い場所に移転して、更にはスタッフも増えていますが、どういうきっかけで規模を拡大したのですか?

自由が丘・まつげ専門サロン「アイサロンシエル」/代表・小山田松美さん

<小>
(規模を大きくすることは)最初のプランにありました。

おー!すごい!目標を定めるのは大切ですよね(そして今のわたくしにはここが足りておらず、現在今までの行き当たりばったり経営の抜本的改革を進行中です…)。

<小>
本当は青山とかに出したかったのですが、(自宅に近いからという理由で最初に出店した)自由が丘の方が客層が読めたので、2012年3月に今の場所に移転して、9月にスタッフを入れました。

でもスタッフが増えると、自分1人でやっていた時とは根本的に色んなことが変わるので、色々大変ではないでしょうか。わたくしも今同じ境遇にあるのでよくわかるのですが…

<小>
好き勝手ができないのが大変ですよね(笑…そしてモチヅキ、大きくうなずく…)。あとはなるべくマニュアル化しようとしてますし、空き時間(予約が入っていない時)に何をしてもらうか考えるのも大変です。距離感も大切ですし。

確かに、スタッフ全員で同じクオリティの仕事をしようと思ったら、ある程度のことはマニュアル化した方が効率があがります。また、スタッフと仲良く信頼し合いながらやりたいけれど、ボスである自分は決してスタッフの「友達」ではないことを考えると、距離の取り方は本当に難しい。

とはいえ、そうやって規模を拡張できたのは、きちんと売上も立てられたからだと思うのですが、その辺り、続けてこられた秘訣はどこにあると思いますか?

自由が丘・まつげ専門サロン「アイサロンシエル」/代表・小山田松美さん

<小>
うちはリピーターのお客様が多いから、それに支えられています。来店時に、次はいつ来るとまつげの美しさをキープできるかご提案して、次回の予約を入れてもらっているのは大きいです。そうすると自分たちも予定が立てやすいですしね。

なるほど。でもどんなに次の予約を入れてもらっても、また来たいって思える何かがないと、お客さんの足は向かないと思います。そのポイントは何だと思いますか?

<小>
うーーーん、なんだろう、、、、、。でも、間違いなく癒されると思いますよ。痛い思いはしませんから。

?????

最初、このコタエにあまりピンと来ませんでした。というのもわたくしは、まつげのお手入れは小山田さんのお店以外ではほぼ経験がありません。施術中に何か怖い思いはしたことがなく、それが当たり前のクオリティだと思っていましたが、この話を聞いてから、試しに色んな友達に聞いてみると、「痛い思いをするっていう噂はよく聞くから、挑戦してみたいけど怖くて行ったことがない」っていう人が結構いたのです。

つまりリピーターの皆さんは、そんな確かな技術力に惚れ込んで、「まつげならアイサロンシエル!」って決めているってことなんですね。それが小山田さんだけではなく、スタッフ皆さんで維持できているというのはなかなか簡単にできることではないと思います。

自由が丘・まつげ専門サロン「アイサロンシエル」/代表・小山田松美さん

施術前には、じっくりカウンセリングをしてくれます。どんな仕上がりにしたいか、カールの見本帳やイラストなどで確認しながら、こちらの要望を色々確認してくれます。

ちなみに次の目標って、どんなことなんでしょう??支店を出すご予定とかはありますか??

<小>
ありますよ!今、アジアでお店をできないか模索している最中なんです!

ええー!すごいーーー!!(わたくしも香港から帰ってきたばかりですーーー。)でも、自分で直接施術をやりたいっていうこだわりはないんですか?ハンドメイド雑貨の作家さんの中には、絶対に自分で縫いたいっていうこだわりが捨てられず、あえて規模を小さいままに維持している人も沢山いますが。

<小>
私、50歳で引退したいと思ってるんですよ。最初は(自分で施術をやりたいっていう)こだわりはありましたよ。でも視力のことを考えると限界がある。自分がやるよりも若い人がやった方がきれいにできるんだったらその方が良いと思います。アジアに出るにしても、アジアの人は手先が器用だし。でもそこにシフトするためには色々考えなきゃいけないこともあって、大変です。

いやもう、絶対うまく行くと思います。

<小>
私もなんか、日本よりもうまく行きそうな気がするんですよ(笑)。

人生の目標がはっきりしていて、ダンナさんも娘さんもみんな協力的。そう書くと、なんだかとても簡単に聞こえますが、それもこれもある日突然空からバラバラと降ってきた訳ではなく、小山田さんが丁寧に努力して至った場所だと思うと、やっぱりすごいな、と思います。

自由が丘・まつげ専門サロン「アイサロンシエル」/代表・小山田松美さん

ちなみに小山田さんはうちの水玉バッグ・ロードムービーのモノクロをご愛用くださってます。わたくし(右)は色違いのマルチカラーを使ってます。わたくし達、ご覧の通り結構身長差がありますが、お互いに使いこなせてます☆

と同時に、わたくしもそうやって1つずつ頑張っていったら、同じような所にたどり着けるのかな、と思うと、勇気がわきます。

いつかアジアのどこかで、「あの時あんな話をしてましたよねー」なんて、言いあえる日が来ることを願って、わたくしは小山田さんの背中を追いかけます。

貴重なお話、ありがとうございました。これからも夫婦共々よろしくお願い致します!

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

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踏み出した先にあるもの/「てんてんしましまを探して」第7回・東京/二子玉川「cucirina!(クチリーナ!)」オーナー・中村彩子さん、辻杏子さん

「てんてんしましまを探して」は、毎週木曜正午更新
てんてん(水玉)しましま(ボーダー&ストライプ)のかわいいアイテム、そこに携わる人々の思いをバッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー・望月沙織がつづります。

企画詳細についてはこちらをご覧ください。

「てんてんしましまを探して」第7回
二子玉川・cucirina!(クチリーナ)/オーナー:中村彩子さん・辻杏子さん

二子玉川クチリーナ!さん

左:(妹)辻さん、右:(姉)中村さん

大先輩として、存在しているのは存じ上げていたけれど、なかなか交わる機会がなかった人たち。それが雑貨店cucirina!(クチリーナ)のオーナー・中村彩子さんと辻杏子さん姉妹だ。

cucirina!さんはオリジナルのハンドメイド雑貨も販売されていて、わたくしはどちらかというと最初はその存在を通してcucirina!さんを知りました(この「てんてんしましまを探して」でも度々名前の出てくるアリヴェデパールや+flowerで商品はよくお見かけしていました)。しかもお店の場所が、二子玉川。

でも駅を挟んでうちのアトリエとはちょうど正反対に位置しているということもあり、なかなかお店に伺うチャンスがなかったのですが(単にわたくしの腰が重かったということもある…)、昨年末、うちのアトリエで忘年会をした時にやっと中村さんにお会いする機会に恵まれ、以来、税理士さんをご紹介いただいたり、一方的に色々お世話になっております。

今回はそんなcucirina!さんに、「どうしたら息長く活動して行けるんでしょうか?」「姉妹でやっていくのって、大変じゃないですか?!」なんてことを率直に伺ってみました。

二子玉川クチリーナ!さん

店内の奥にはミシン作業ができるアトリエスペースがあります。

そもそもお2人でこのお仕事を始めたきっかけは何だったんですか?

中村さん(以下<中>)
12年前、私が1人目を産んだ時、独学で「初めてのホームページ」という本を片手にネットショップを立ち上げたのがきっかけです。妹(辻さん)が自分用のポーチなどを作っていたので、そういったものを売ってみたら(辻さん曰く、「ネットショップ用になんかよこせ!って言われた」…笑)結構注文が入ったんです。

その後、イベント販売を通じて知り合った方に委託販売という方法があるということを教えてもらって、他のお店でも販売してもらうようになりました。

ではそこから実店舗を持とうと思ったのはのはなぜだったのでしょう?

<中>
学生時代にフリマを2人でやったりしてたので、その時のイメージがあり、調子に乗って(笑)2005年に実店舗を構えました。

辻さん(以下<辻>)
若かったんですよ(笑)。

なるほど。でも勢いって、大切ですよね。そこから、この場所(二子玉川の駅から少し行った昔ながらの小さな商店街の中)に決めたのには何か訳があったのですか?

二子玉川・クチリーナ!さん

玉川タカシマヤの裏手に広がる、風情のある商店街。右手前がcucirina!さんの店頭

<中>
最初は、父が目黒出身だったので、東横線沿線の学芸大学のあたりがいいな、と思ってました。でも妹が家を探していたので、1Fがお店でその上がおうちになる一軒家もいいよね、と話していたら、不動産屋さんがもともとお肉屋さんだったここを見つけてきてくれたんです。

もうちょっと住宅街で、とも思ったのですが、母から「女の子だけでやっていて、もし何かあった時にどうするのよ?!」と言われて、確かにな、と思って(緊急時にはお向いのお店に声がかけられる)ここを選びました。

へー!ではこのお店の上は、辻さん家族の居住スペースだったんですね!それって、憧れる人、結構いるんじゃないかな。

でもそうすると、家族の存在が近すぎて、やりにくくはないですか?特に姉妹でやることの難しさってありませんか?わたくしも2人姉妹で妹がいますが、多分うちは無理だと思うんです(実際にうちの妹はわたくしとは全く異なる職業—地元で公務員をやってるし)。

<中>
なんだろう、、、例えば、お互いのライフステージが違ってしまったこと(出産時期など)とか、、、

<辻>
ちがうよー!姉が適当にやりちらかしてたことに対して私が「もーーっ!」ってなったことはありますよ(笑)。

笑。性格がそれぞれ違うんですね。

<中>
そう、むしろ違うからいいのかもしれないです。妹の方が落ち込みやすくて、それを私が大丈夫大丈夫って言ってる感じです。これが2人一緒に落ち込むタイプだったら続かなかったかもしれないです。

とはいえ性格が違うと、意見がぶつかりませんか?役割分担とかはあるのでしょうか?

<中>
ぶつかることはないですね。

<辻>
作るものに関しては、(お取引のある)お店の傾向にあわせてそれぞれが担当しています。

ではきっちりと、それぞれが担当するものをそれぞれが作る感じなんですか?

<中>
そうではなくて、最終的には相談して決めてます。妹が店番と、派手なものが好き。私が週2〜3回店に立ちつつ、ネットや事務作業をやっていて、ベーシックなものが好き、って感じに分かれてはいますが。今だとLINEで相談してます。便利ですよ!

二子玉川クチリーナ!さん

最近流行のビジューネックレスは、かわいいけれど重くない?!ということで、
作家さんにオーダーして作ってもらったアイテム(襟元にピンでとめるネックレス風ブローチ)。
今のトレンドも取り入れつつ、使用感も重視したバランス感覚抜群の逸品。

でもお互いに好きなテイストが違うのに最終的にはうまくまとまるということは、なにかデザインの軸になるものってあるのでしょうか?

<中>
カラフル、でしょうか。色を使わないものはないです。

なぜカラフルが好きなんですか?

<中> なんだろ、、、布が好き、だからかな。

あー!確かに。カラフルでどこかノスタルジックな雰囲気のする生地をみると、cucirina!さんを思い出します。

<中>
実店舗を立ち上げた2005年当時って、雅姫さんのハグオーワーとか、リネン素材のナチュラルな雰囲気のものが全盛だったんです。でもそれで差別化をはかるのは難しいと思ったっていうのもあります。

<辻>
あとは、もうちょっと(色のない)コンサバな雰囲気も、なりたかったけど、童顔の私たちには似合わなかった(笑)。

<中>
ただ不思議なんですけど、自分が作ったものすごくカラフルなものを、必ず自分で持つかというと、そうでもない。もちろんとってもかわいいと思って作っているんです。だけど、自分が持ってどうかというよりも、頭の中に「クチリーナちゃん」みたいなイメージがあって、その子が持つとどうか、っていうことを考えて作っている気がするので、(出来上がったものは)本当の自分の好みからは外れていることもあります。

うわっ。さりげなくすごく大切なポイント、でました!

こういう風に、自分の作っているものを客観視できる視点って、重要です。どんなに自分がかわいいと思っても、お客さんがそれをかわいいと思ってくれなかったら、商品としては成り立たないんです。わたくしはよく、自分が作っているものを過保護にかわいがりすぎてしまって、「お前の良さを世間が理解できないなんて、かーちゃん悲しい!」と、モンスターペアレント化している時があるのでわかります…。

二子玉川クチリーナ!さん
二子玉川クチリーナ!さん

cucirina!さんおススメのしましまグッズ。
少し大きめのポーチは、よく見るとファスナーが便利な両開き!
辻さん曰く「先に材料を買っちゃって、あるもので組み合わせているので、深い意味はないんです…笑」
っておっしゃってましたが、こういう心憎いポイントに、女子は引かれるのであります。

他にも何かコツってありますか?わたくしからしてみると、お店を長く続けられているっていうのは本当に凄いことだと思うのですが。

<辻>
…来年の材料を買っちゃう、ってことですかね(笑)。

<中>
はははは!でもそれって実は結構重要で、作家さんでも、初期投資をしたくない(もしくは怖い)からといって、いつも決まったものしか作らない方っているんです。でもそうすると、「ここをもうちょっとこうしたらよくなるのにな」っていうことに応えられない。その結果、やめていってしまう人は多い気がします。

あとは、(初期投資と同じ意味で)ちょっとずつスタッフさんを増やす、っていうのも重要です。(極限まで自分を追いつめて)パンク!の直前で止めておくことって大切ですし、関わってくれる人が増えれば、その人たちのために頑張る!っていうモチベーションも生まれてきますから。

確かに、怖いし辛いけど、乗り越えた先に見える楽しい世界、っていうのもありますよね。わたくしも、怖いけど新しい世界がみたくて、法人化したり、アシスタントに手伝ってもらったり、その時々で器を広げる決意をしてきました。

<中>
数年前から化粧品とか、安めのストール、文房具など、仕入れ商品も扱うようになりました。でも初めは在庫を持つのが嫌だったので、仕入れも怖かったんですよ。

そうやって、1歩1歩、新しいこととそれに付随する恐怖感と逃げずに丁寧に対峙してきたからこそ、今があるんですね。

次はどんな新しいcucirina!を見せてくれるのでしょうか。楽しみです!

またご近所さんのよしみで、遊んでくださいね。ありがとうございました!

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伝統と自由と一緒に、21世紀に着物を連れて行く!/「てんてんしましまを探して」第4回・東京/立川「着物りさいくる工房 五箇谷(ごかや)」オーナー・五箇谷桂子さん

「てんてんしましまを探して」第4回
【着物りさいくる工房 五箇谷(ごかや)/オーナー・五箇谷桂子さん】

五箇谷さん
オーナーの五箇谷桂子さん

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizukiデザイナー&中目黒の雑貨店 Accent Colorオーナーの望月沙織です。梅雨が明けましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。

本日ご紹介する五箇谷さんとのご縁のきっかけを作ってくださったのは、五箇谷さんのスタッフ・新井さんでした。

新井さんが「着物に持てるバッグを探しているけれど、持ち手の長さにこだわりがあるので実物を見てみたい」と、うちの百貨店イベントでバッグを買ってくださったのが最初の出会いでした。そしてとてもかっこよくうちのバッグを着物に合わせてくださっている様子を見て、一体どんなお店なんだろう、と興味がわいたのです。

どうやったら現代の生活の中で着物を楽しむことができるの?
着物って、格好いいから着てみたいけど、なんだか敷居が高そう。。。

そう思っている方は、必見のお店です。

ちなみに五箇谷さんは元々は普通の主婦だったそう。それがなぜ、着物のお店を始めるまでに至ったのでしょうか?

昔から着物が大好きで、最初は着付学院に通ってそこで着付けの先生になったんですが、上から言われることは「売上」のことばかり。先生としての評価も売上が全てでした。

あぁ、、、。着付学院にはありがちなイメージですね。

でも生徒さんは、家に眠っているおばあちゃんの着物を着てみたいと思って学校に来てくれている。それなのにこちらは新しい着物を買わせないといけないなんて、おかしいじゃないですか。それがそもそものきっかけでした。

そこから個人で着付けのお仕事をするようになり、その過程で、リーズナブルなリサイクル着物というものに出会う。

着物は高価!というイメージがありますが、買いやすい値段の着物を提供すれば、ハードルが下がって、みんながもっと気軽に着物を楽しめるようになるんじゃないかと思ったんです。

それと同時に、もう一つ五箇谷さんには伝えたいことがありました。

五箇谷さん

着物には、着る時期の決まり事など、ルールが一杯あります。それについて、正しいかどうか不安に思ってもなかなか聞ける人がいない。そんな時に私がお役に立てたらいいなと思うんです。

五箇谷さん

過去、着物がたどってきた歴史を振り返ってみても、着物がこれだけ洋服の中にさらされた時代はありません。そんな時代にはそんな時代の着方があってもいいと思います。帯揚げのかわりにスカーフを使ってもいいし、帯締めのかわりに靴ひもを使ってもいい。そういう着方をしてもいいんだよ、と(着物のことをきちんと勉強した背景のある)私みたいな人間が背中を押してあげると、また着物への間口が広がると思うんです。

かといって、しきたりを全てなくすのはいやだ、と五箇谷さんは言う。

伝統があっての今、だと思うから、なんでもかんでも好きにやる、っていうのは違うと思います。軸がないと次の世代に受け継いで行くことはできません。だからお客様から着付けを頼まれたら、まずはどういう場に着ていくのか、きちんと状況を伺うことから始めます。同じ結婚式でもカジュアルなレストランだったら少し崩してもいいかもしれませんが、格調高い場所で行われるようだったら、それなりのルールに則った着方をしないダメだと思うのです。

ところで、お店を続けていられる秘訣ってなんなんでしょう??(ブランド維持に必死なモチヅキ、興味津々)

お店を始めてから14年経ちますが、1人でやっているという感覚がないんです。始めたのがちょうど21世紀に突入する頃だったので、21世紀に着物を連れて行く!と思ってやってきましたが、本当に周囲の人に恵まれていて、私自身は、日々目の前のハードルを越えることに精一杯。いつ潰れてもおかしくないと思っています。

とはいえ、大きな責任も感じています。介護や子育てで一時的に着物から離れてしまう人もいる。そんな人が一段落して、ふとまた着物を着たいなと思ってうちの店を思い出してくれた時には、絶対にそこにいること!それはとても大切なことだと思っています。

それでいうと、五箇谷さんは現在2ヶ月に1度、ご自身が描く絵手紙をお客様に出し続けているそう。

五箇谷さん

かつては毎月出していました。それにカラーコピーって高かったでしょ。だから最初の頃は、縁取りの線だけ描いたものをモノクロコピーして、子供2人に色塗りを手伝ってもらってたんです。

・ ・・えっ?!全部手描きだったんですか?!

えぇ。700枚が限界でした。それを毎月、2年間。(笑)

しえーーーっ。。。(メルマガ書くの大変、とか、言ってる場合じゃないぞ、自分…)

…素晴らしい着物をもっと沢山の人に伝えたい!気軽に、お洋服を楽しむようにまとってもらいたい!その思いの深さを垣間みて、脱帽です。

ちなみに1枚目の写真で五箇谷さんが手にしているしましまのお着物、わたくし買っちゃいました!だって3千円ですよ!!これならもう惜しみなく着られる。今度はこれを着て、うちのバッグを持って、またお店に遊びに行こうかな。みなさんも、これを機に着物デビューしてみてはいかがでしょうか。五箇谷さんが親身になって相談にのってくださることと思います。

バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
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望月沙織

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【着物りさいくる工房 五箇谷(ごかや)】
営業時間など詳細は五箇谷さんのサイトでご確認ください。

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中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。


 

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