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0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編その3)

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予防注射 不活化ワクチン 生ワクチン

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Colorオーナーの望月沙織です。

2回に渡ってお送りしている乳幼児の海外渡航のための予防注射の話しですが、本日はその完結編です。

「0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編その1)」
「0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編その2)」

<前回までのあらすじ>
香港出張へ、(出発時点で)0歳8ヶ月の子供を帯同することに。かかりつけの小児科の先生には「MR(麻しん・風しん)、日本脳炎、インフルエンザのワクチンを接種していった方がいいかも」と薦められたので、予約を入れようとしたところ、MRの予約待ちが長蛇の列。そこでMRのみ、出産した産婦人科の予防接種外来で受けることにしたのですが、その病院では今度は日本脳炎のストックがないと言われ、プチパニックに・・・。

***

結論から申しますと、

まず日本脳炎とインフルエンザ(不活化ワクチン)をかかりつけの小児科で受けて、その1週間後にMR(生ワクチン)を産婦人科で受ける、ということになりました。

お世話になった産婦人科の予防接種外来は、基本的にはその病院で生まれた子供を対象に、1歳3ヶ月までの予防接種を行っているので、推奨年齢が3歳〜の日本脳炎のストックは常備しておらず、今回取り寄せてもらうにも発注の最低ロット数が大きすぎるので難しい、とのことでした。

ならもう日本脳炎は諦めるか、、、と思っていたところ、産婦人科の方から「小児科なら常備していると思うので、試しにかかりつけの先生に相談してみたら?!」と提案されたので、そうか、それもそうだよな、と思って確認してみたら、小児科の方で受けられることになりました。

ちなみにその際、産婦人科の方からは、

「基本的な推奨年齢が、MRは1歳から、日本脳炎は3歳から、なので、その月齢(生後7ヶ月)で受けても問題がないのか、改めてもう1度確認してもらえないか」

と念をおされたので、その旨を伝えて小児科の先生に質問したところ、

「どちらも医学的には生後6ヶ月から受けられるので、受ける順序さえ守れば大丈夫です」

との回答をいただき、なおかつ、

「日本脳炎は、公費補助が出ると思うので、区役所に問い合わせてみてください」

とのアドバイスをいただいたので、連絡したところ、補助金が受けられる問診票を入手することができました(ちなみに自費だと6000円)。

という訳で、前回受けた生ワクチンのBCGから4週間のタイミングを待って、まずは日本脳炎とインフルエンザ→(その1週間後に)MR、という流れになりました。

なお今回このてんやわんやをやって受けた実感は、

とにかくワクチンは早め早めに受けさせるに限る、ということでした。

ただでさえ子供は突然体調を崩します。そうなるとワクチンは受けることができず、1種類だけの予定ならそれでも構わないのですが、何種類かの予定を立てていると、それが一気に狂います。

実際うちの子は、体調を崩したせいで、当初BCGを受けようと思っていた時から1ヶ月半ほどずれ込んでの接種になってしまったのですが、この予定がもうちょっとずれ込んでしまっていたら、今回の香港出発のためのワクチン接種が間に合わなかったかもしれません。

ワクチン接種自体については、副作用のリスクを懸念する声もありますが、わたくしはその危険性よりも、受けないことで病気が重症化するリスクの方がはるかに高いと思っているので(そして、受けている人がたくさんいて、病気が蔓延していないからこそ、受けてない人が無事でいられるとも思うので)うちは、受けた方が良いとされるものは、引き続き今後も接種していこうと思っています。

何れにしても、事故なく、怪我なく、病気なく、行って帰ってこられればいいなと思っております。

【海外渡航における乳幼児の予防接種についてのまとめ】

(1)自分の子供が接種済みのワクチンについて、母子手帳などで確認する
(2)渡航先エリアでどんな病気が流行っているか、どんなワクチン接種が推奨されているか厚生労働省検疫所 FORTHのページで確認する
(3)未接種で、接種が推奨されているワクチンを受けるべきかどうか、月齢的に受けられるかどうか、かかりつけの病院で相談する
(4)受けようとしているワクチンが生ワクチン(間隔:4週間)か、不活化ワクチン(間隔:1週間)か調べて、複数受ける場合はどの順番で受けたら良いか予定を組む
(4)推奨年齢よりも前に受けても、申請次第では公費補助が受けられる場合があるので、区役所などで確認する(世田谷区の場合:健康づくり課 保健相談係/電話:03-3702-1982)

・なお、その時の病気の流行状況によっては、ワクチンが在庫不足ですぐに希望するものが受けられないかもしれないので(2016年10月現在では、はしかの流行のせいで、MRワクチンが入手困難状況にありました)、海外渡航予定が決まり次第、すぐに動くことをお勧めします。

<2016年11月1日追記>
なお、MRワクチンに関しては、結局「受けない」という結論に至りました。くわしくはこちらの記事をご覧ください。

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「0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編その2)」

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予防注射 不活化ワクチン 生ワクチン

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Colorオーナーの望月沙織です。

昨日、香港出張へ子供へ連れて行くのに、予防注射のことでちょっと大変、というお話をしましたが、本日はその続きです。

「0歳児を海外に連れて行くために必要なこと(予防注射編その1)」

【まずは海外の渡航先でどんな病気が流行っているか把握する】

そもそも海外へ行く時には、大人か子供かにかかわらず、行き先でどんな病気が流行っているのかをチェックしておくのは無駄にはならないと思います。そして必要とあれば、ワクチンを接種しておくといいと思います。

そのあたりのことは、うちのようにかかりつけの病院に相談してもいいですし、厚生労働省検疫所のサイトにも掲載されています。

厚生労働省検疫所 FORTH(海外渡航のためのワクチンのページ)
http://www.forth.go.jp/useful/vaccination.html

各検疫所で電話相談の窓口も設けているようですし、場所によってはワクチン接種を実施しているところもあるようなので、問い合わせてみてもいいかと思います。

検疫所電話相談機関一覧
http://www.forth.go.jp/useful/vaccination05.html

【予防注射を受けられる間隔を把握する】

そして、子供、特にうちのようにただでさえ予防注射ラッシュの時期にある0歳児は、少々話がややこしくなります。

というのもワクチンには、不活化ワクチンと生ワクチンと、大きく分けて2種類あるのですが、次のワクチンが接種できるまでに、生ワクチンは4週間、不活化ワクチンは1週間あけないといけないという決まりが存在するのです(詳しくはこちらをごらんください)。

で、話を元に戻しますと、今回の香港渡航にあたって、うちが受けさせたかったワクチンはMR(生ワクチン)と日本脳炎・インフルエンザ(不活化ワクチン)でした。

この3本が、1日でいっぺんに受けられれば問題はなかったのですが、かかりつけの病院でMRが受けられそうになかったので、まずMRを受けられる病院を探す事になりました。その結果、出産した産婦人科の予防接種外来で受けられる事になったのですが、この産婦人科では日本脳炎のワクチンをストックしてない、とのことで、MRしか受けられないという事になりました。

そこに、3週間ほど前に打ったBCG(生ワクチン)のスケジュールが絡んでくることに気がついて、もう何が何だか軽くパニック。。。

いったいどこへ行ったら日本脳炎は打てるんだ、、、MRと日本脳炎、どっちを先に打ったらいいんだ、、、と、いっそ香港行くのやめようか、と思うほどいっとき頭が混乱したのですが、落ち着いて考えたら何の事はない、すごく簡単な活路が見いだせたので、次回、それについてまとめてみたいと思います(ひっぱってすんませんー)。

引き続き、よろしくお願い致します。

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