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【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】

Saori Mochizukiの商品

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(こちらの記事は、2014年6月29日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)

 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】

 

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【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
ニューヨークに売込みに行く前に大切なこと

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

突然ですが、みなさん、質問です。

 

今、この瞬間にバク転できたら100万円、と言われたら、どうしますか?

 

そんなの無理、、、って笑いますか?
1週間待って!その間に練習するから…?!
それとも、あーー、暇だったから、できるようにしておけば良かった!と悔やみますか?!

 

・・・わたくしの好きな言葉に、

 

「準備体操は念入りに」

 

という言葉があります。

 

飛びたいと思った時に思い切り飛べるように。

 

バク転できたら100万円と言われた時にヒラリとバク転ができるように。

 

いつでも準備万端にしておくこと。

 

それがチャンスをつかめるポイントだと思っています。

 

 

【「いつか」は「いつ」を決めない限り、永遠にやってこない】

 

2012年の秋、わたくしがニューヨークに売り込みに行ったきっかけは、本当に色んな偶然が重なってのことでした。

 

でも今になってよくよく振り返ってみると、それまでには

 

・商品の準備
・プレゼンの準備(英語の営業用資料の準備)
・軍資金(渡航滞在費用)
・家族の理解

 

色んなものが「行ってこい!」と背中を押してくれる「準備万端」の状態にありました。

 

そしてなにより、立ち上げて半年のひよっこブランドが世界最高峰レベルに挑むなんて、ばかばかしいほどリアリティがないかもしれませんが、わたくしは心底真剣で、

 

「いや当然行くでしょ」

 

と、気持ちも「準備万端」でした。

 

「いつか」は、「いつ」を決めない限り、絶対にやってきません。

 

そしてその「いつ」は、早ければ早いほどいい。

 

「いつやるの?!いまでしょ!」

 

って言葉が流行りましたが、

 

「今、ニューヨークのバイヤーが見てくれるって言っているよ!」

 

と言われた時に、

 

「はいよっ!」

 

とヒコーキに飛び乗れるように、みなさんも、やりたいと思ったことは今日からどんどんやってみませんか?

 

次回はわたくしが挑んだ老舗百貨店「ヘンリベンデル」と、数々の名デザイナーを世に送り出した新人デザイナー発掘オーディション「Open See(オープンシー)」について少し詳しくお話したいと思います。

 

もしもやりたいことがあるけどどうしよう、、、

 

とためらっている方がいらっしゃったら、それまでに、どんなに小さなことでもいいので、何か1つ「始めて」みてもらえたらいいな、と思っています。

 

それではまた次回…!

 

お読みくださりありがとうございました。望月沙織でした。

 

*****

 

(2017年1月18日追加)
最近思ったのは、別にそんなにバク転したい訳ではないんだったら、

 

「バク転したら100万円」

 

と言われてできなくても、悔しがる必要はないよね、ということです。

 

例えばわたくしの場合、目の前で自分以外のバッグデザイナーの誰かが、ニューヨークでプレゼンできるチャンスをつかみ、成功させて帰ってきたらものすごく悔しくなると思います。

 

でも、それが魚屋さんだったらどうか。

 

ニューヨークで成功した方法については興味はあったとしても、(わたくしは別に魚屋さんになりたい訳ではないので)そこまで悔しくならないと思います。

 

何かうまく行っている人を見ると、うらやましくなってしまうのが人の常、ではありますが、その時に、自分は本当に何がやりたいと思っているのか、が自覚できていると、気持ちに変なストレスがかからず、楽に生きられるようになると思ってます。

 

最近は、起業ブームの流れを受けて

 

「会社員をやめて起業したほうがいいですか??」

 

と聞かれることも結構ありますが、会社員である今の自分に不満がないなら無理に起業する必要はないですし、それによって劣等感を感じる必要もないと思います。

 

一番大事なのは、やりたいことがはっきりしていて、それに対してコツコツ頑張ること、そしてその分野でチャンスが巡ってきた時に逃さず波に乗れること、なので、まずはそこを見極めることが重要なんだろうな、と思っています。

 


バッグブランド「Saori Mochizuki」
デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー
望月沙織

 

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https://www.instagram.com/saorimochizuki/

 


 

中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。 

Saori Mochizukiの水玉バッグ

Saori Mochizukiの水玉バッグ

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【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】

Saori Mochizukiの商品

Saori Mochizuki in New York

(こちらの記事は、2014年6月23日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)
 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】

 

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こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。
 

いよいよ香港ファッションウィーク(7月7日〜10日)の準備も佳境です。
 

毎日何かをし忘れたような感覚に陥るのはなぜなんでしょうか。。。
 

さて、そんなこんなのSaori Mochizukiですが、実はわたくしは海外に売込みに行くのは今回が初めてではありません。
 

既にご存知の方も多いかと思いますが、2年前の秋、無謀にも(?!)ニューヨークに突撃で売り込みに行ったことがあります。そしてちゃんと実際に老舗百貨店のバイヤーさんに商品を見ていただくチャンスを得ました。
 


 

【ニューヨーク5番街「ヘンリ・ベンデル」への売り込み営業】

 

そのお店は、NYの5番街(こちらでいう銀座みたいなエリア)にあるHenri Bendel(ヘンリベンデル)というお店で、当時は年2回(秋春)「Open See」という商品持ち込みプレゼン・オーディションを開催していたのです。
 

2014年6月現在、ヘンリベンデルの公式サイト上にOpen Seeの情報が掲載されていないので、現在も開催されているのかは定かではありません→2017年1月現在も情報はないので、もしかしたら残念ながらOpen See自体がなくなってしまったのかもしれません)。
 

わたくしはそれにうちのテンテンシマシマ(水玉・ボーダー・ストライプ)のバッグを持って、鼻息荒く乗り込んだのですが…!
なんとその時の模様がこちらの地元メディアの取材動画に残っておりました。
 


 

動画のちょうど真ん中、2分半を過ぎたあたりにわたくしとうちの商品が登場します(映るのは一瞬なんですが、目に残像が残ること、残ること!!!…笑)。
 

その時体験した様々なことは、日本のバイヤーさんや商習慣の特徴的な部分を客観的にみるいい判断材料になりましたし、今回の香港の準備にとても役立っております。
 

そんなこんなを、過去、体系的に振り返ったことが1度もなかったので、いい機会だからこれからしばらくシリーズでまとめてざっくり振り返ってみたいと思っております。
 

【ニューヨークで売り込みするためのポイントとは】

 


・なんでNYに行ったの?

・どうやってその情報を集めたの?
・何を準備したの?
・プレゼンする時緊張しなかった?
・他にはどんな人が集まって来てるの??
・っていうか、バイヤーさんには何聞かれるの?
・英語できるの?
・日本のバイヤーさんと何が違う??
・で、結果は??
 

…などなど、様々な疑問にこたえていきたいと思っております。
 

お付き合いいただけましたら幸いです。
 

*****
 

(2017年1月17日追加)
ニューヨークに売り込みに行ったのが2012年の10月、その後しばらく日本国内で怒濤の百貨店イベント周りを行い、ちょっとそれに飽きてきた(笑)2014年の7月、初めて香港の展示会に出展しました。
 

香港の展示会には何度か出続けましたが、展示会そのものではそんなに成果が出ませんでした。でも素敵な出会いが沢山ありました。
そして香港のテンポ感や空気感はものすごく自分に合っている気がして、なんとかならないかな、、、と模索していた時期(2015年の2月)に、香港・中国の営業ツアーに参加する機会に恵まれました。
 

その時同行したメンバーの方から情報を頂き、売り込みアプローチをかけた結果、2015年の3月から香港「小時光」での販売がスタートしました。
 

香港で成果が上げられたのは、ニューヨークでの経験があったからこそだと思っています。
 

そんなこんなも含めて振り返っていけたらいいなと思います。
 


バッグブランド「Saori Mochizuki」
デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー
望月沙織
 

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新しいデザインを考える、だけが商品開発ではない

Saori Mochizukiの商品

20170114

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

ここしばらく、新商品の仕込み作業をずっとやっています。

新商品を作るというと、単に新しい型紙を引いたりすることだけかと思われがちですが、実はそれだけではありません。

それは氷山の一角というか、その下には、どこで売るのか、誰に売るのか、材料をどれくらいの値段のものにするのか、などなど、「売り方」の部分含めて全てを立体的に考えなければなりません。

そしてかなりの天の邪鬼のわたくしは、みんなが盛り上がっているものとは逆の方向に走りたがる(それも全力で!)傾向があるので、ものを作る時も、いつもついそんな感じのやり方になってしまうのですが、やっぱりやるからにはたくさんの人に喜んでもらいたいと思うので、それならばいい加減、そういう変にヘソマガリなやり方はちょっとやめたほうがいいよな、と思うようになりました。

釣り糸は、お湯を張っただけの浴槽に垂らしていたって意味がありません。

ちゃんと「ご飯が欲しい!」と思っている人がたくさん集まっている場を見つけて、そこに「食べたい!」と思ってもらえるご飯を差し出さねばならん、と思った次第です。

うーむ。がんばる…。

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赤ちゃんと出かける時に「泣かせない」ことよりも大切なこととは(飛行機・ベビーカー問題について考える)

Saori Mochizukiの仕事と子育て

ベビーカー論争

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

色々と興味深いニュースを目にしました。

泣きじゃくる赤ん坊とファーストクラスに搭乗した母
CAからエコノミークラスへ移動するよう言われる(米)

http://netallica.yahoo.co.jp/news/20170112-57333050-techinq

子供×公共の場でのマナー問題は、ベビーカー論争を始め、さんざんしつくされていて、色々難しいなぁと思います。

ただ今回のこの親子は、この機内で嫌われちゃったってことなんだろうなぁと思いました。

【敵を作らないこと】

まずそもそもで言うと、わたくしは子連れの時に1番大事なことって、「子供を泣かせない」ことよりも、「いかにして周りの人を敵にしないか」だと思ってます。

どんなに頑張ってもぐずる時はぐずると思うので、その時その場に居合わせた人に「仕方ないなぁ、手伝ってやるか」と思ってもらえるようにできるかどうかが鍵なのです。

そのためにわたくしは、ベビーカーを押しているときは普段の倍以上の声で「ありがとうございます!」「すみません!」を連発していますし、どこかお店などに入るときも、明らかにベビーカーが入れるスペースがあったとしても、スタッフの人に、「ご迷惑ではないでしょうか??」と声をかけるようにしています。

お子が生後7ヶ月の時の香港出張の際も、

https://saorimochizuki.info/news/2016/11/20/11/24/49

うちはもちろんエコノミークラスでしたが、飛行機に乗り込む前からスタッフの方達に「初めて乗せますがよろしくお願いいたします!」と頭を下げましたし、乗り込んだ後は顔をあわせるCAさんに片っ端から挨拶して回りました。

隣の席の方にも、飛び立つ前に一声かけてご挨拶をしました。

結局お子は、機内で騒ぐことなく終始ご機嫌でいてくれたのでことなきを得ましたが、道中隣の席の方も子供をあやしてくれたり、話しかけてきてくれたりして、お互いにギスギスした雰囲気にならずに済みました。

【試される親の人間力】

今回のこのアメリカの親子が、そういうことをしたのかしてなかったのか、はたまたしていたのにもかかわらずこういう扱いを受けてしまったのかは、この記事の文面からは判断することはできませんが、少なくともその時のファーストクラスの中に、CAさん含めて彼らの味方になってくれる人は誰もいなかったということは事実なので、わたくしは思わず、その前談として、周囲の人間がカチンとくるような何かがあったんじゃないかなぁと感じてしまいました(あくまでもわたくしの個人的な感想ですが)。

もっというと、

「私と娘をエコノミークラスの後方部へ移動するように頼んで来た」

というのも、もしかしたら「後ろの方がゆっくりあやせますよ」という意味でのCAさんの優しさから出た言葉だったかもしれないのを、イガイガした気持ちで受け取ってしまったのかもしれませんし、

さらにもっと意地悪なことを言うと、彼らが日常的にデルタ航空のファーストクラスを利用している上顧客だったとしたら、こんなことにはなっていなかった気もします(上顧客かそうじゃないかは文面からは判断できませんが、でももしそうだったとしたら、航空会社は絶対にむげには扱わないでしょう)。

いずれにしても、人は、思っている以上に冷たいし、思っている以上に温かい。

どっちなんだーい!って感じですが、それをうまいことコントロールするのが育児のキモだし、人間力ってことなんだと思ってます。

お子を産んだことによって、その部分を問われることが多くなりましたし、鍛えられています。

まだまだわたくしも頑張ります。

バッグブランド「Saori Mochizuki」デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー

望月沙織

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中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。 Saori Mochizukiの水玉バッグSaori Mochizukiの水玉バッグ******* ☆Saori Mochizukiの商品は以下のサイトでも購入できます☆ *Saori Mochizuki Web Shop ショッピングアプリケーション「Origami」(実際にお買い物ができます Google+「Saori Mochizuki」ページ  にほんブログ村 デザインブログ 女性デザイナーへにほんブログ村 ファッションブログ バッグ・小物へにほんブログ村 ファッションブログへ