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ヒットするものに隠された秘密とは。(子供の目はだませません)

Accent Color(中目黒の実店舗) / Saori Mochizukiの仕事と子育て / Saori Mochizukiの商品 / ブランド運営について

中目黒 雑貨屋 Accent Color クリスマスパーティ Saori Mochizuki 水玉バッグこんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

先日のクリスマスパーティーの時にご来店くださったお客様のお子さんが、うちのポシェットをとても気に入ってくれて、ちょっと感動しました。

もともとはこの子のお母さまであるIさんがオーダーくださったものなんですが、クリスマスパーティーの日にお渡ししたら、お子さんが喜んでそのまま掛けて帰ってくれたのです。

うちのバッグは大人の女性をターゲットにしたものなので、当然ですがこの年齢のお子さんに目線は合わせていません。

だけど、子供は掛け値なしに、ものすごくストレートに良し悪しを判断するので、子供にうけるということは、とってもいいことだと思っています。

以前、うちで飼っている猫のてんちゃんが迷子になった時に、

「てんちゃんが『なぜ?』と返せなくなるところまでちゃんと問題を掘り起こさないとダメだ」

ということを学びましたが、人間の子供もそれと一緒で、うわべだけ整えたやり方にはものすごい違和感を示します。

その違和感と向き合うためには、こちらも嘘偽りなく、本気で挑まねばなりません。

そんなこんな含めたわたくしの本気が伝わったってことかな〜と思ったら、めちゃくちゃ嬉しくなったのです。

ちなみにこの子の弟くんは、今大流行中のピコ太郎のモノマネをして場を盛り上げてくれました。

びっくりするくらい細かいフレーズをちゃんと覚えているので、へ〜っと感心してしまったのですが、これもやっぱり子供の心を捉えられたから流行ったということなのかもしれません。

というわけで、これからも、無理に媚びるつもりはありませんが、子供に問われてもまっすぐにコタエられるようなものづくりをしていきたいな、と思いました。

中目黒 雑貨屋 Accent Color クリスマスパーティ Saori Mochizuki 水玉バッグ

PS:お母さんのIさんは、わたくしが縫った1点もののバッグをお買い上げくださいました!

バッグブランド「Saori Mochizuki」デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー
望月沙織

Instagramも更新中
https://www.instagram.com/saorimochizuki/


中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。 Saori Mochizukiの水玉バッグSaori Mochizukiの水玉バッグ******* ☆Saori Mochizukiの商品は以下のサイトでも購入できます☆ *Saori Mochizuki Web Shop ショッピングアプリケーション「Origami」(実際にお買い物ができます Google+「Saori Mochizuki」ページ  にほんブログ村 デザインブログ 女性デザイナーへにほんブログ村 ファッションブログ バッグ・小物へにほんブログ村 ファッションブログへ

保育園の騒音問題について

Saori Mochizukiの仕事と子育て

東京都 保育園 騒音問題こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

保育園の騒音問題に小池都知事が言及して話題になってましたね。

小池百合子都知事が 保育園建設反対者に「あなたも昔オギャーでしょう」

認可園に入れず認可外保育園に通わせている間もなく10ヶ月の子供がいる身としては、興味津々の話題です。

なんですが、保育園は、ほんとーーーーに神経が逆なでされるほどうるさいんです。

どうしてそんなことを断言できるのかというと、実はわたくしは、今の中目黒の場所に事務所をうつすまで、2年間、保育園の真上の部屋を事務所として借りていたからなんです。

その物件は、1階がワンフロアぶち抜きの認可外保育園で、そのすぐ上の2階の部屋をわたくしは借りていたので、朝から晩まで子供たちの声はひっきりなしに響いてきました。

よく、「音は慣れる」と言われますが、子供の声(特に泣き声)は、商業施設や交通量、工事中の音とは決定的に違うものがあって、よっぽどのことがない限り慣れることはありません。

なぜか。

それは、

そもそも人間の神経を逆なでするものだから

です。

冷静に考えて、子供の泣き声はうるさく感じるように設計されているものなので(人間の本能に訴えかけて助けてもらうためのものなので)、交通・商業施設・工事現場などの騒音とは全く質が異なり、どれだけ長く聞いていても決して慣れることはありませんでした(いつ聞いても、ざわざわと胸騒ぎがしました。当時のわたくしには子供はいませんでしたが)。

というか、うるさいと感じず、泣いたりわめいたりしている子供を無視できる人の方がよっぽどどうかしていると思うので、「うるさい」と感じられる人の方が遥かに人としてはまっとうなのではないでしょうか。

でも今の世の中は、それに対して「うるさいよ!」とか、「どうしたの?!」とか言えずに、ただただ人ごととしてガマンしなければならない状況になってしまいがちなので、そういうのがストレスになってしまうんだろうなと思います。

そういった溝をどうやってうめたらいいのでしょう。

なかなか一筋縄にはいかない問題だと思います。

小池さんの手腕に期待したいと思います。

バッグブランド「Saori Mochizuki」デザイナー
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子供を殺し屋にしないためには/映画「ザ・コンサルタント」(ベン・アフレック主演)

Saori Mochizukiの仕事と子育て / Saori Mochizukiの映画情報

ザ・コンサルタント ベン・アフレック

 

(「ザ・コンサルタント」の予告編キャプチャー画像)

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナーの望月沙織です。

 

来年(2017年)1月21日公開予定の映画「ザ・コンサルタント」を拝見しました。

 

「ザ・コンサルタント」
監督:ギャビン・オコナー
主演:ベン・アフレック
http://wwws.warnerbros.co.jp/consultant-movie/

 

赤い色を見たことのない人は、赤を語れない。

 

そんな言葉がぴったりの映画だな、と思いました。

 

ベン・アフレック演じるクリスチャン・ウルフは、高機能自閉症スペクトラムです。

 

数字には驚異的な能力を発揮するものの、いわゆる社会性に欠け、こだわりが強く、うまく人間関係を築くことができません。

 

そんな彼を、「自分なり」のやり方で育て、生きていくスベを身につけさせようとした彼の父親。

 

お話しは、全てこの父親の教育方針に端を発します。

 

人と違うことで社会から孤立していくであろうクリスチャンの将来を悲観した父親は、彼がこの世の中で生き抜いていけるようにと、幼い頃から徹底的に戦闘的武術を叩き込みます。

 

内向的で青白い顔をしたクリスチャンは、どうみたって武術に向くタイプではなく、そんなことを無理してやらせるよりかは、専門家も舌を巻く数学の能力を延ばしてあげる方がよっぽどマシなのに、父親の中にはそんな選択肢は微塵も存在しません。

 

なぜならば彼は軍人であり、戦いの能力で人生を切り開いてきた人間だからです。

 

それ以外のやり方を、知らなかったのです。

 

結局クリスチャンは、会計士でありつつ、闇の社会で暗躍する殺し屋という二面性をもった人生を歩むことになります。

 

どうしてそんな極端な人生を歩むのか?

 

ぱっと見はとても不可解に思えます。

 

でもクリスチャンにとっては、天才的な数学の能力と、徹底的に仕込まれた戦闘能力という、自分が持ち得る2つの才能を素直に活かしたらそうなっただけのことで、逆にいうと彼にはこれ以外の生き方は存在しないのです。

 

途中、彼の存在を追う財務省の犯罪捜査部は

 

「こんな危険な仕事をしていて、なぜ彼は闇の組織に消されないのか?」

 

といぶかしがりますが、コタエは簡単で、クリスチャンは、ただただ自分の人生を全うしているだけだから、なのです。

 

彼にとっては、数字に一貫性があり、父親から教え込まれた戦闘能力が発揮できた時点で全てが満たされてしまうので、普通(?)のチンピラがするような強請りや脅しには全く興味がなく、結果それが彼を生かしているのです。

 

文字通り死にそうになるまで武術を叩き込まれる幼いクリスチャンの姿を見ていると、彼の父親に憎しみの感情が湧きますし、もしも父親が軍人じゃなかったら、こんな過酷な人生を歩まずに済んだのに、と思わずにはいられません。

 

でもおそらくこれは彼の父親なりの最大限の愛情であって、罪を憎んで人を憎まずではありませんが、もし憎むとしたら、父親の、軍人以外の生き方を知らなかった経験値の薄さであって、父親そのものは、もしかしたら計り知れないほど愛情に満ちあふれた人だったのかもしれないな、と感じました。

 

現にクリスチャンの父親は、もっとも彼らしいやり方で、クリスチャンを救います。

 

これもまた、彼が軍人ではなかったら、もっと違った結末が待っていたのではないか、と思いますが、徹底的に自分流のやり方が貫けたという意味に置いては、ほかの誰よりも幸せな結果だったのかもしれません。

 

親になった今、自分だったらクリスチャンをどう育てるんだろう、ということばかりを考えてしまった2時間でしたが、改めて肝に銘じたことは、できうる限り、広い視野を持って生きていきたいということでした。

 

親の理想とする形を踏襲してくれたら、親としてはとても嬉しいけれど、果たしてそれが全てなのかどうか、子供の人生を極端なモノにしていないかどうか、立ち止まって考える余裕を持ちたいな、と噛み締めさせられた映画でした。

 

年明け、ぜひご覧になってみてください。

 

バッグブランド「Saori Mochizuki」

デザイナー/望月沙織

 

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