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デザインをする時、一番苦労するのはどんなところ?

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Saori Mochizuki サオリモチヅキ 水玉 バッグ ストライプ ボーダー リボン

こんにちは、水玉とストライプ・ボーダーバッグのブランドのデザイナー、望月沙織です。ニコタマアトリエ階下の保育園では絶賛プール中。楽しそうです。みなさんいかがお過ごしですか??

さて、ショッピングアプリケーションOrigamiのニュースフィードで絶賛連載中の「教えて!サオリモチヅキ」では、「バッグデザイナーにちょっと聞いてみたいこと」を募集中です。

そしてこのブログ上では、その中からピックアップしたいくつかの質問について、もう少し突っ込んだ回答をご紹介していきます。

ちなみに本日の質問「デザインをする時、一番苦労するのはどんなところ?」へのわたくしのコタエはこちらでした。

【A.】トンガリと普遍性のバランス

デザイナーや起業しようとする人は、よく「差別化が大切」と言われますが、誰もやってない、ということは、そもそも誰にも必要とされてないからこの世に存在していない、という可能性もあります。

例えば、どんなにこの世にはないサービスだからと言って、大海原上で海水を売っても商売にはならないように、大切なのは、人に必要とされているけれど、まだ誰も気がついていないこと(もしくはサービスとして確立されていないもの)を見つけるということなんですよね。

わたくしは意外とそこに気づくのに時間がかかって、だいぶと苦しい時期を過ごしました。

ちなみにとても面白い傾向なんですが、うちはバッグだとモノクロ小物だとマルチカラーで派手派手なもの、が人気です。外に見える面積が大きいなら落ち着いた色、内側で隠れるものならいっそ華やかに、って思うのでしょうか。

こういうところにも「トンガリと普遍性のバランス」が求められます。難しいです。

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

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「教えて!サオリモチヅキ」では質問を大募集中です。ご質問はこちらまでお願いします。

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全てのものには値段がある

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Saori Mochizuki サオリモチヅキ 水玉とボーダー&ストライプ バッグ

こんばんは、水玉とボーダー&ストライプのバッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー・望月沙織です。

今日は新作のために、生地屋さんで生地のスワッチ(サンプル帳)を頂いてきました。

いつもお世話になっている生地屋さんは、このスワッチを無料で分けて下さいます。それになれてしまうと、1部100円、とか、料金を請求されると「お金とるの?!」ってついつい思ってしまいますが(革などそもそもの単価が高いものや、いちげん客だと請求される場合があります)、よくよく考えてみれば、スワッチを作るために人件費はかかってますし、スワッチ用の生地だって、タダではありません。

そう思うと、無料で頂けるというのは本当に有難いことだなと思います(このあとちゃんと買ってよね、という無言のプレッシャーも感じつつ…)。

特につい最近、こんな記事を読んだ直後だっただけに、つくづくそのありがたみを噛み締めました。

わたくしには、待っていればお給料を払ってくれる「会社」は存在しません。スワッチを頂きに行く交通費も、それを持って帰ってきてデザインを考えるアトリエの家賃も、文字通り、バッグを売った中から捻り出しています。

何をみみっちいことを、、、と思われるかもしれませんが、これが起業するということの現実で、自分の時間にもコストが発生していると思うと、砂時計の砂が落ちるのをハラハラしながら見つめている気持ちになりますし、今日、1時間に1個売ったとしたら、どうしたら明日は1時間に2個売ることができるようになるのか、毎日毎日、ひりひりしながら考えています。

でもやっぱりそんな状況は、置かれてみないと理解できないと思うので、わたくしも昔はよく、「ただで縫ってくれ」的なことを言われて人知れず泣いたことがありました。

幸いわたくしは気が強く、かなり早い段階からそういうのは一切お断りしていたので、今となってはもう誰もそんな失礼なことは言ってこなくなりましたが、それでも「自分の起こした会社の中で自分のルールで動けて、気楽でいいよね」的なことを言われて気落ちすることはたまにあります(だったらまず、自作のバッグを1コ、家の前の道で売ってみろ、と言ってやりたくなります…)。

だけど、そういう人と100%分かりあうことは難しいと思うし、議論した所でしょうがないと思うので、少なくとも自分は、他人の時間や手間を、自分のもの以上に大切に扱うようにしたいな、と思っております。

…ちなみに本日の写真は、、、スーパーフライ・青のデザインを考えていた時の写真。わたくしは生地を実物大に近い形に並べて組み合わせを考えるタイプなので、スワッチはとても重要なツールになります。頂けて、本当に有難いです。どうもありがとう、営業Nさん!

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

香港ファッションウィーク(7月7日〜10日)の準備も引き続き奮闘中(@香港コンベンション&エキシビジョンセンター/ブース番号:1B-DS46/もし香港にお知り合いの方がいらっしゃったら、告知頂けると嬉しいです】

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ちぎれたら つなげてまた考えよう てんてんしましま。

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Saori Mochizuki クロネコ 黒猫

こんにちは、水玉とボーダー&ストライプのバッグブランドSaori Mochizukiのデザイナー・望月沙織です。

今、うちのアトリエ内では、「頭がちぎれる…」という言葉が流行ってます。

ただ、

かわいいです!

お得です!!

と叫んでみた所で、なかなか興味を払ってもらえない現代社会…。

その荒波にもまれながらも、水玉好き、ボーダー&ストライプ好きの人に、うちのバッグの存在に気がついてもらい、お手元にまで届けるにはどうしたらいいのか。

そんなことを考えていると、もう本当に頭がちぎれそうになるのです。

ショップブログの内容を考えては、、、ダメ出し(今日6/13付けのてんちゃん、かわいいですよー)。

メルマガのタイトルなんて、どうしたら「読みたいっ!」って思ってもらえるのか、毎回大喜利大会です(大概はわたくしがアシスタント2人の案を容赦なく切り捨てるのですが…)。

でも、どうせなら、面白い、って思ってもらいたいんです。同じバッグなら、モチヅキさんのところで買うと、なんか楽しいよね、って感じてもらいたいんです。

そんな訳で、毎日毎日、ちぎってちぎって、、、ひねり出しています。

今日も1本、メルマガをちぎってひねり出しました。・・・こう書くと、苦労の筆跡とかがすけてみえて恥ずかしんいですが、でもそんな頭ちぎれっぷり含めて楽しんでもらえたらな、と思います(次回は6/15の日曜夜9時配信です。タイトルは「先手必勝!」…さてどんな話題でしょうか。こちらからご登録よろしくお願い申し上げます)。

全てのものには魂が宿ってます。些細なことも疎かにせず、大切に大切に、進んで行きたいと思います。

…ちなみに本日の写真は、、、自転車の鍵!一週間ほど前に乗って来たのに、色々考えながらアトリエを出ると、毎回乗るのを忘れて歩いて帰って来ちゃうんです。だから、忘れない様に、玄関に貼り付けてみました…。

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

香港ファッションウィーク(7月7日〜10日)の準備も引き続き奮闘中(@香港コンベンション&エキシビジョンセンター/ブース番号:1B-DS46/もし香港にお知り合いの方がいらっしゃったら、告知頂けると嬉しいです】

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見えているようで見えてないもの

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水玉 ストライプ ボーダー バッグブランド Saori Mochizuki サオリモチヅキ 望月沙織

こんばんは、水玉とボーダー&ストライプのバッグブランド、Saori Mochizukiのデザイナー・望月沙織です。

今うちは、7月に出展予定の香港ファッションウィーク(7月7日〜10日)の準備のために、色々奮闘中です(@香港コンベンション&エキシビジョンセンター/ブース番号:1B-DS46/もし香港にお知り合いの方がいらっしゃったら、告知頂けると嬉しいです)。

そしてもちろん国内でも、今まで足りてなかったことにどんどん取り組もう、ということで、メディア対応(テレビ番組や雑誌等への衣装提供)に真剣に取り組み始めたのですが、先日、とある著名なスタイリストの方に商品を提供するにあたって、大変重大なポイント(というか、映像の中では使いにくい部分)を指摘されて、ぎゃーーーっとなりました。

それは、映像業界出身のわたくしと、現在も映像業界を中心に活動する撮影部長からしてみると、知っていて当然のことで、事実、2人とも知っていることだったのですが、それが全く自社の商品と結びついていなかったんですね。

・・・そんな自分達に、呆れるを通り越して、なんだか妙に感動してしまいました。

ただ撮影部長に言わせると、わかっていたけど、自分はいつもその辺のことはなんとかうまく乗り切っていたので、みんながそんなに気にするポイントだとは思ってもみなかった、とのこと(…ほんとかーー??笑)。

そしてわたくしにしてみても、バッグを作る一番の目的は、一般のお客様に実際に使って喜んで頂くこと、なので、テレビ映りだけを心配してデザインを決めるというのも本末転倒だよな、と思っています。

でも、できることなら、テレビで使ってもらいたいよね。

という訳で、大急ぎでそのポイントを修正して、特別仕様のバッグをお渡ししたのですが、、、さて、そのポイントって、一体なんでしょう???

・・・そのコタエは、本日(6/11)22時配信予定のメルマガでご紹介します。もったいつけてすんません。(笑)

でも、アシスタント・ショウジが、「もう無理もう無理…」と言いながら絞り出した文章は一見の価値あり、です。

メルマガの登録はこちらからできます。登録して頂くと、とりあえず自動配信で1本届くと思います。その後、22時に「コタエ合わせ」メルマガが届くと思います(登録して頂くのが6/11の22時を過ぎてしまうと、その号はもう届きませんのでご注意下さいませ)。

ちなみに今日の写真のバッグは、実はこちらのラブコメディ(S)の試作版(量産にかける前に、形をみるためにわたくしが自分で縫ったもの)で、実は本生産されているラブコメディとは、微妙に異なる点がいくつかあります。・・・気づきましたか?!

見えているようで、見えてないもの。・・・沢山あります。反省です。

先入観を捨てて、色んなものをまっさらな目で見て行きたいものです。

バッグデザイナー・望月沙織/Saori Mochizuki

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