感覚を言葉にする作業

半歩先のドラマチック

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こんにちは、バッグブランドSaori Mochizukiデザイナー&中目黒Accent Colorオーナーの望月沙織です。

今、(自分としては今まで使ったことのない)新しい素材でのバッグ作りに挑戦している所なんですが、これがまーー、なかなかうまく行かない!

例えて言うなら、生まれてはじめて自宅でイチからパンを焼こうとした時。そんな感覚に似ています。

パンなんて、物心ついた時から身の回りに日常的に溢れていて、数えきれないほど散々食べてきている物なので、全く珍しい物ではありません。

でもいざそれを原材料からひも解いて自分で作ろうとすると、とんでもないことになる…。

水と小麦粉をどれくらいの割合で混ぜたら良いのかもよくわからないし、どれくらいの時間寝かせたら良いのかもわからないし、わからないことだらけなので「パンの作り方」みたいな記事をネットで検索したりして、アレコレ情報を集めることと思います。

でもそこに書いてある通りにやっても、膨らまない!おいしくない!なんてことはザラにおきます。

・・・これと全く同じようなことが、今、わたくしのバッグ作りの現場では起こっているんですね〜。ちまたでよく見るあれとこれを組み合わせて、Saori Mochizukiらしいものを作ろうとしているんですが、もう大変です(涙)。

特に例えば、パン生地なんかのレシピには「耳たぶほどの柔らかさ」なんて指示が出てくることがありますが、耳たぶの感触は人それぞれですよね。

業界の人にとってはある特定の固さが「常識」の固さだったとしても、そこまで技術的に詳しくないわたくしにとっては未知の物なので、その固さが具体的にどういうものなのか、確認する必要があります。

でも、感覚的に分かっていることを根掘り葉掘り説明させられることにいらついてしまう職人さんもいますから、なかなかその曖昧な部分を生産に関わる人間全員が共通認識として持つことは難しいのです。

とはいえ、それができないことには良い物作りにたどり着けないので、なんとか必死にそこを確認して、誰が聞いても迷いのない言語に化して、製造に落とし込んで、再現化(商品化)させようとしている、、、今、そんな状況にあります。

ちょっと前、小保方さんが

「STAP細胞はありまぁす!」
「ワタシにしかできないコツやレシピみたいなものがある」

と言ったのを聞いて、何となく鼻で笑った自分がいましたが、今となってはちょっと彼女の言ってることも分からなくはないよな、、、と感じています。

加工屋さんに「できる!」って自信満々に言われたことが、「できませんでした!」と、これまたはりきって報告されたりして、腰からガクガク崩れ落ちる、、、を繰り返しておりますが、あきらめずに試行錯誤したいと思っております。

成功することを祈っていていただけたら幸いです。

バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
セレクトショップ「Accent Color」オーナー
望月沙織

Saori Mochizukiの水玉バッグ
Saori Mochizukiの水玉バッグ
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