こんにちは、バッグブランドSaori Mochizukiデザイナー&中目黒Accent Colorオーナーの望月沙織です。
来週水曜から、下記のイベントに参加させていただきます。
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「小・可・愛・東・亜・的女子 ~ちいさくてかわいいもの~ little thing@TOKYO解放区」
2015年 7月 22日(水)~ 2015年 8月 4日(火)
営業時間:10:30-20:00
場所:伊勢丹新宿店 本館2階=センターパーク / TOKYO解放区
トークショー: 8月1日(土) 15:00~
※イベント期間中1500円以上ご購入の方を優先的にご案内致します。詳細は店頭までおたずねください。http://pinty.pinkにて最新情報を提供します。
<イベント詳細はこちらのページでご確認ください>
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little thingは、世界的に人気のある中国発のファッションマガジンです。そして雑誌のことは知っているのに、実店舗があるということを知らない方が意外とたくさんいてびっくりするのですが、香港にほど近い、中国南東部の街、深センという所に雑誌と同じ名前のとても素敵なショップがあります(本日の写真は、その店内の様子です)。
わたくしは今年の2月に営業で深センのlittle thingを訪れ、オーナーのJasonさんからいろんなお話をうかがう機会に恵まれました。自分のやっていることに対しての鋭い突っ込みも受け、はぁぁと少々落ち込みもしました。
そしてこの時の体験が、わたくしの中国に対する概念を覆しました。
深センというエリアは、中国政府が「おしゃれ特区」として成長させようとしている街で、まだまだ荒削りな雰囲気は否めませんでしたが、ハンドメイドの野外販売イベントが行われていたり、little thing をはじめとした素敵なショップやカフェが並んでいたりと、わたくしの中の「ダサくて、パクリが横行する中国」というイメージ(もしくは偏見)をガラガラと崩してくれるほど、ユニークでファッショナブルな雰囲気がありました。
で、その時に思ったのが、(当然ですが)問題なのは、国じゃない、ということでした。
どこの国・エリアに属していても、ダサい人はダサいし、かっこいい人はかっこいいんです。
一般的に日本製と中国製だったら、イメージの良さはまだ日本製の圧勝で、「made in China」はあまり良いイメージがもたれていません。
また、そう思われても仕方がないような事件が中国で次々に勃発しているのも事実なので、字面だけで反射的に「中国製」=「ダメ」と判断する人がいても仕方がないことなんだろうな、と思います。
ただ、昨今の中国のモノ作りの成長は侮れません。
というか、世界に品質を誇っていた日本のモノ作りが、職人の高齢化などを軸にどんどん崩壊しているという悲しい現実があり、国内で作ったからといって、必ずしも良い物ができる訳ではない、ということをわたくしはこれまでバッグの生産を通して、イヤというほど体験してきました。
かつてサンプル製作で経験しましたが、モノによっては中国で作った方がクオリティが高いものが仕上がってくる、ということも珍しくないのです。
だから、「中国のものだから」と頭ごなしに否定するのは良くないと思いますし、逆に、「日本製だから」ということだけにアグラをかいて、なにも努力をしないでいるのもとても危険だと思いました。
わたくし達の世代は、これまでの世代が必死になって築いてくれた信頼のもとに何の苦労もなく立っている、ということははっきりと自覚すべきで、その有利な武器をもっと有効的に使えるスベはないか、日々考えていく必要があると思います。
逆にいうと、中国でモノ作りをしている人たちは、「ダメ」というレッテルを跳ね返すべく努力を積むと思うので、もしも作っているモノのレベルが同じだとしたら、体力は彼らの方が遥かにあるだろうな、と思ってます。
今後はそういう人たちと戦って、「やっぱりあなたのモノが欲しい」と思ってもらわなければいけない訳で、そうなったとき、「だってうちは日本製だから」っていうのは武器になり得ないと思っています。
という訳で、little thingのファンの方達に、うちの商品も喜んでもらえたら良いなと思います。
2週間開催されますので、お時間ありましたら是非遊びにいらしてください。
バッグブランド「Saori Mochizukiデザイナー
セレクトショップ「Accent Color」オーナー
望月沙織
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