こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。
最近子供を見ていてふと思いました。
大人のわたくしが思う子供への評価は、基本は現代社会のマジョリティの中で生きていくにあたってスムーズにことを進めることができるかどうかが軸になっているので、ある意味、子供に対する絶対評価ではないな、と。
例えばバスの中でテンション高く笑い出したりすると、他の人に迷惑になるから静かにしていてくれ〜〜と思います。
でも、そういうことが一切関係のないシチュエーション(例えば自宅の中)では、むしろ大きな声で笑うことを求めたりします。
いずれにしても、笑いたいという欲求があるのに止められればストレスになりますし、逆に笑いたくもない時に笑えと言われてもストレスになります。
要は子供が自発的にそれをやりたいと思っているかどうかが鍵になると思うのですが、上のバスの例のように、やりたいと思うことが、社会的には迷惑とされる行為だった場合にどうしていったらいいのかな、ということを思ったのです。
この社会の中で生きていくのであれば、「バスの中ではガマンして静かにする」が正解なのかもしれません。
でも、社会が是とする価値観は、属性や時代が変わればあっけなく変化します。
バスの中で静かに、という価値観はこの先もそう変わらないかもしれませんが、例えばわたくしが子供の頃はある意味絶対とされていた「いい学校へ行っていい会社に就職する」という価値観は、ここへ来て揺らぎ始めています。
そうなった時に生き残っていけるようにするにはどうしたらいいのか。
極端なことを言えば、お子自身が自分の人生に満足していて、楽しい、と思えるのであれば、社会から孤立しても一向に構わないと思っています。
ただ、生きていくためには食べていかねば、ということを考えた時に、果たしてそれで成り立っていくのかどうか。
こんなことを考えるのは杞憂で、ほっといたって自分でなんとかするような気もします。
だから、無駄にあれこれ考える必要もないのかもしれません。
でも、自分の存在や考え方がお子の足かせや呪縛になるようなことだけはしたくないな、と思うので、その辺りについてあれこれ考える今日この頃です。
育児って、育てなきゃいけないのは子供じゃなくて、きっと至らない自分自身なんでしょうね。
バッグブランド「Saori Mochizuki」デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー
望月沙織
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中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
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