雑貨の企画で重要なこと

Saori Mochizuki 望月沙織 中目黒 雑貨屋 水玉 ボーダー 猫 ストライプ バッグ

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

今ちょっと、自分のブランド以外のところで商品企画をあれこれ考えているのですが、、、。

 

こういう時、よくわたくしは

 

「販路のことを考えながら何を作るのか決めるのは重要ですよ」

 

という話をするのですが、それを「デザイナーの訳のわからないこだわり」だと思い込んで面倒くさがる人もたまにいます。

 

 

でもそれは、デザイナーの自我でもこだわりでもなくて、とても大切なことなんです。

 

例えばうちのバッグですが、大きくて自立して、見栄えも華やかなので、百貨店などの店頭に並べるにはキャッチーです。

 

実際イベントの時などに、面を埋めることをあてにされて呼ばれることもあります。

 

でも反面、「かさばる」という梱包にはあまり向かない側面もあります。

 

催事の時、送料をたくさんかけて段ボール何箱も手配しているわたくしの傍で、アクセサリーのデザイナーさんが、ものすごく小さなバッグひとつでやってきて陳列している様子を見て、「生まれ変わったらこんなかさばる商品は扱うまい」と思ったことがあります、、、。

 

ゆえに、リアルな店舗を中心に展開したいのか、ネット通販に軸を置きたいのか、などを考えると、自ずと効率のいい仕上がりの形って決まってくると思うのです。

 

もちろんそこを無視して、思いっきり作りたいものを作ってもいいと思うのですが、送料がネックになって買ってもらえなかったり、店頭での見栄えが悪くて売れなかったりするのでは意味がないと思うので、もし考えられる余地があるのならば、販路のことはきちんと意識したほうがいいと思っています。

 

という訳で、楽しいアイテムが完成するといいのですが。

 

頑張ります!

 


バッグブランド「Saori Mochizuki」
デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー
望月沙織

 

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中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。 

Saori Mochizukiの水玉バッグ

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2017年における、展示会・見本市の存在意義について

Saori Mochizuki 望月沙織 中目黒 雑貨屋 水玉 ボーダー 猫 ストライプ バッグ

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

H.P.FRANCEが主宰するアパレルの展示会、roomsに行ってまいりました。

 

roomsは、何を隠そうわたくしがデビュー戦として挑んだ展示会です(2012年9月に初出展しました)。

 

当時は展示会そのもののことが全くよくわからず、何をどう用意したらいいのかもわからず、ミネラルウォーターの段ボールを切り貼りして1/6の縮尺を作り、ブースの作り込みプランをあれこれ考えたりしてました。

 

そこから早4年半。

 

roomsにはその後数回頑張って出続け、香港の展示会に出展し始めたのを機に、卒業(?)しました。

 

rooms自体も、この国立代々木第一体育館でやるのは今回が最後だそうで、いろんな思いを抱えながら中を回りました。

 

 

正直、出展ブースの数も、内容も、振り返ってみるとわたくしが初出展した時がピークで、その後緩やかに下り坂のカーブを描いてきたような気がします。

 

それはroomsに威力がなくなったというよりも、世の中的に展示会の存在意義自体が薄れてきているということなんだろうな、と感じました。

 

かつては、何かものを売りたいと思ったら、自分で売ることはほぼ不可能に近かったので、展示会に出展して、力のある販路を持つバイヤーさんたちに気づいてもらう必要がありました。

 

でもネットがこれだけ発達した今では、その気になれば自分一人で売っていくことは可能です。

 

そうなった時に、高額の出店料を払ってまで、展示会に出る意味ってなんなんだろう、、、ということになります。

 

それを考えながら会場内を歩いていましたが、なかなかいいコタエは見つかりませんでした。

 

川下に存在する売り方が変わったから、川上の展示会が変わったのか、それともその逆なのか、わかりませんが、少なくともそこには因果関係はあり、物販も、いろんなことが大きく変わりつつあるんだな、ということを痛感した時間でした。

 


バッグブランド「Saori Mochizuki」
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モノ作りで起業したい人がすべき重要なこと【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.9】

ニューヨークでの売り込み プレゼン方法

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.5】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.6】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.7】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.8】

 

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.9】
無鉄砲がうんだ機動力

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

ニューヨーク・ヘンリベンデルでの売り込み体験記の総括ですが、当時の記事をあれこれ探しても、総括部分ががっぽり抜けててどこにも見当たりません。。。

 

今回のこのシリーズは、2014年6月から毎週1回、メルマガ会員さま限定で配信していたものになるので、最後のまとめがない訳はないのですが、ないものはもう仕方がないということで、今、当時を振り返ってあれこれ書いてみたいと思います。

 

まず一番感じたのは、とにかく当時は良くも悪くも無鉄砲だったな、ということでした。

 

わたくしは美大を卒業したわけでも、メーカーなどの勤務経験がある訳でもなかったので、ブランド立ち上げ当初は右も左も上も下もわからず、文字通り暗中模索・五里霧中状態でした。

 

だから、どれがチャンスで、どれが無駄な動きかの判断すらつかず、ぱっと見で少しでもチャンスの芽が感じられるものにははじから順番に挑んでいっていた気がします。

 

今は多少業界的な知恵がつき、自分としての経験値も増え、効率よく動けるスベが少しずつわかるようになってしまったので、そういう動き方は極端に減りました。

 

でもそうなると勢いも減ってしまうので、面白みに欠けてしまう部分もありますし、やる前から知った気になってしまって、色んな機会を失ってしまっているような気もします。

 

未経験のことが一発で上手くいく訳がないのに、失敗を恐れるのは無意味

 

 

最近は、「自分もものづくりで何かしたい」という方から相談を受けることがたまにあります。

 

そういう方は決まって

 

「どうしたらいいかわからない」

 

と言います。

 

そんな時、わたくしがいつも思うのは、

 

それは、どうしたらいいかわからないのではなくて、すでにわかっているけれど、それで失敗するのが怖いだけなのでは

 

ということです。

 

頭の中にはたとえぼんやりだったとしても、やりたいことは絶対に何か浮かんでいるはずなんです。

 

でもそれがうまくいく気がしない
 ↓
(うまくいくやり方が知りたい)
 ↓
どうしたらいいかわからない

 

ということだと思うのですが、それは

 

「一度も作ったことのないメニューを一発でおいしく仕上げてみたい」

 

と言っているのと同じで、とてもムシのいい話だと思うので、とにかくつべこべ言ってないで試しに一度やってみたらいいのに、と思います。

 

わたくしも、ニューヨークでの売り込みが上手くいくかどうかなんて、はっきり言って全くわかりませんでした。

 

そして案の定(?)採用されずに帰ってきたわけですが、それでもその時に得た経験を元に、色んな軌道修正を加え、海外での売り込み方を身につけ、今は香港に活路を見出しました。

 

当時はまさか自分が香港に足繁く通うようになるとは思ってもみませんでしたが、香港で上手いくためには必要なステップだったと思っています。

 

というか、ダメだったところで終わらせたら単なる失敗経験で終わってしまいますが、それをなんとか再利用というか(笑)、結果論でも構わないので「次に進むために必要だったステップ」に引き上げるために、何が上手くいかなかった原因なのか、どうやったら次に繋げられるのか、必死に考えたと言った方が正しいかもしれません。

 

自分が売りたいものと、相手が欲しがるものを区別する【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.7】

 

vol.7の記事の中でも、

 

「大切なのは、1度目の売り込み失敗で得られた情報をもとに軌道修正すること」

 

と書きました。

 

わたくしはこれを、マネーロンダリングならぬ、失敗ロンダリングと呼んでいますが(笑)、しぶとく、失敗から1滴ももらさず何かを吸い上げてやる的な根性が重要だと思っています。

 

そう思うと、むしろ失敗はすべきものというか、失敗した時は、いいヒントがたくさん得られるチャンスになるので、挑むのも怖くなくなりませんかね。

 

最近のわたくしは、(怖さというよりも)面倒臭さを感じて縮こまってしまっていた気がしたので、改めてもっと色んなことに挑んでいかないとダメだな、ということを、このニューヨークチャレンジの振り返りで感じました。

 

また数年後、この記事を振り返った時に、

 

「この時の失敗が今の〇〇にもつながっている!」

 

と言えるように。

 

いろいろ、気力と好奇心を持って、新たな1歩に挑んでいきたいと思っています。

 

以上、ニューヨークでの売り込み奮闘記、でした。長々とお付き合いありがとうございました。


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海外での売り込みに必要な語学力とは【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.8】

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(こちらの記事は、2014年8月10日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)

 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.5】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.6】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.7】

 

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.8】
海外での売り込みに必要な語学力とは

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

ニューヨーク売込み奮闘記もラストが近づいてまいりました。今日はおそらく皆さんが一番気になっているであろう語学の部分についてお話ししたいと思います。

 

海外に売込みに行くのに、英語力は必要なんでしょうか。

 

わたくしのコタエは、Yesです。

 

そう書くと身も蓋もないかもしれません。

 

ただわたくしは、皆さんが思っている以上に英語はできません。

 

映画は字幕がなきゃ分からないし、CNNのニュースを聞いてもさっぱり分かりません。

 

でも、自分のブランドのことに関しては通訳がいなくても英語でコミュニケーションをはかることができます。

 

なぜならば想定問答をほぼ全て暗記しているからです(笑)。

 

自分のブランドに関して聞かれることは、基本日本語でも英語でもほぼ同じです。

 

コンセプト、素材、どこで作っているのか、値段は…などなど、まずは取引に必要なことを全て洗い出してそれを英訳します。

 

「だからそれができないんだよ!」って思われるかもしれませんが、本屋に行けばビジネス英会話の本は腐るほど売っています。それを何でもいいから1冊買ってきて、自分に必要な形にアレンジしちゃえばいいんです。

 

それすら面倒、、、って思うのであれば、今はランサーズなどで格安で翻訳を頼めるので、そういう所に依頼するという手もあります。

 

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わたくしの場合は、ブランドを立ち上げた直後にかなりしっかりした商品カタログを作り、その原稿を翻訳家の友人に渡して、取引条件の部分も含めて全ページ英訳してもらいました(もちろんきっちり料金はお支払いしました)。

 

この最初の手間や投資が大変かもしれませんが、でも一度それを作ってしまうと後が非常に楽です(新商品や新しい取引条件が出てきたとしても、少しずつ修正していけばいいだけなので)。

 

また主語をはっきりさせる(IとYouをうまいこと使い分ける)のが「英語」なので、そこを使いこなしていくと「英語をしゃべってる感」が出ます。

 

例えば「色違いはあるの?(Do you have the other color?)」と聞かれたら

 

I have 3 colors.(3色あります)
I have orange. (オレンジがあります)
I have only this color.(この色しかありません)

 

ですし、この「I」を「We」に変えると「我が社は」というニュアンスが出ます。

 

あとは、ブロークンだろうと何だろうと「きちんとした」英語をしゃべろうと思わずに言いたいことをシンプルに考えて、最低限の単語だけでもいいから並べてみるって感じで挑むといいと思います。例えば

 

I send after you pay all.

 

これだけでも十分

 

「あなたが全額支払ったら商品を送りますよ」

 

という意味は伝わります。

 

表現としてはとても乱暴に聞こえるかもしれませんが、向こうもこちらがネイティブではないのは十分承知の上なので(もしくは相手もネイティブではないので)、とがめられることはありません。外国人が片言の日本語をしゃべっても「そんなもんか」と思う感覚、あれと一緒です。

 

とにかく大切なのは真意が伝わるかどうかなのです。

 

以上モチヅキなりの英会話術(?)をご披露させていただきましたが、お役に立てれば幸いです。

 

さて来週は、いよいよフィナーレ。NY売込み奮闘記を総括したいと思います。お楽しみに!

 

*****

 

(2017年1月24日追加)
以前も書きましたが、わたくしは、外国語を使う時に一番重要なことは、その文化の思考回路を理解することだと思っています。

 

英会話でボキャブラリーや文法よりも大切なこととは

 

その辺りはやはり実際にその国に行って(もしくはその国のネイティブの人とガチンコで接して)、肌感覚で身につけるしかないと思っています。

 

わたくしは仕事で接したことがあるのはアメリカ(ニューヨーク)、ドイツ、香港、中国の南部(深センや広州)だけなのでなんとも言えませんが、すくなくともこの5エリアだけとっても、間違いなくみんなオシが強いです。

 

というか、日本語は本当にまろやかな思考回路に基づく言語なんだな、と思います。

 

そういう思考回路で生きているものにとって、白か黒かをはっきり突きつけられる物言いをされると、結構ショックを受けてメンタルをやられてしまう時がありますが、別に先方は悪気があってそういう言い方をしているわけではないので、そこに慣れていくのが大切だと思っています。

 


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自分が売りたいものと、相手が欲しがるものを区別する【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.7】

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(こちらの記事は、2014年8月3日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)

 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.5】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.6】

 

*****

 

自分が売りたいものと、相手が欲しがるものを区別する
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.7】

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

さて前回お話した、売込みで最も重要だと思う点、についてもう少し詳しくお話ししたいと思います。

 

売込みで最も良いのは、挑む前に自分のブランドにぴったり合う店を選ぶこと、ではありますが、思う通り一発で相思相愛になれるのはごくまれで、大抵は片思いが過ぎて色々見誤り、1度玉砕するのではないかと思います。

 

それでもその店に置いてもらいたい!と思うのであれば、そこで心折れてしまわずに、自分の商品とその店との齟齬を見極め、先方が望むものを生み出して再度チャレンジする。それを地道に繰り返して行くと、必ず採用される日は来ると思うのです。

 

ただ重要なのは、相手の意見は素直に聞きつつも、自分の軸はぶれてはいけないということです。

 

本当にその店で展開して行きたいのかどうかを自分に問うてみて、「なんか違うな」と思った時は、すっぱりあきらめることも大切です。

 

例えて言うなら、「卵料理」の店に、目玉焼きを持って行って、「うちはゆで卵専門店だよ」と言われた時に、ゆで卵をやりたいと思うかどうか。

 

どうしても目玉焼きにこだわりたいならやめた方がいいし、ゆで卵でも構わない!と思うのであれば、固めかな、それとも半熟?と、相手の好みを探って(もしくは聞き出して)、再挑戦すればいいのです。

 

【大切なのは、1度目の売り込み失敗で得られた情報をもとに軌道修正すること】

 

 

0803_2

意外とこの視点が抜けている人は多く、相手は「ゆで卵専門店だ」って言っているのに、目玉焼きを持って行き続ける人は結構多いです。

 

また、目玉焼き自体はとても素晴らしいのに、拒否されたという事実だけを受け止めて、自分の作っているものに自信をなくしてしまう人も多い。

 

それは決して目玉焼きのクオリティが低い訳ではなく、目玉焼きを欲しいと思っているお店が見つけきれてないだけなのです。

 

そこを見極めるのは結構大変です。

 

でもそれをやらない限りは、どんなに素晴らしいものを作っていても、誰にも必要とされないものになってしまう可能性があります。

 

それはあまりにも悲しいではありませんか。

 

ちなみに「BruceGlen」は、おそらくここを見事に軌道修正したのではないでしょうか。

 

彼らはわたくしと一緒に並んだ初挑戦の回では、わたくし同様採用されることがありませんでした。

 

が!

 

その後、彼らはバイヤーさんの反応をもとに、試行錯誤したのでしょう。

 

半年後にFacebookで「トランクショーをやるよ!」という記事を見た時は、彼らの地の利(ニューヨーク在住なので)を羨みつつも、1回の失敗で諦めず、地道に努力したであろう彼らの姿が目に浮かんで、嬉しくなったものです。

 

そしてデザイナーにとって一番大切な姿勢は、こういう部分にあると、改めて学びました。

 

さて、NY売込み奮闘記もいよいよ終盤です。次回は、「でもさ、やっぱり英語ってできないとダメなんじゃないの?」という最も初歩的なお話をしたいと思います。

 

今回もどうもありがとうございました。

 

*****

 

(2017年1月23日追加)
当時のわたくしは、立ち上げたばかりの自分のブランドをなんとか世に押し出したい一心で動いていました。

 

この時の例えで言うなら、徹底的に「生卵」にこだわっていた感じです。

 

人から、

 

「生卵なんて、一番扱いにくいよ」

 

「目玉焼きを扱うお店ならたくさんあるのに」

 

と言われれば言われるほどムキになって卵の鮮度を高めようとしていた感じです(笑)。

 

今振り返ってみると、自分が大切に思っているテイスト、それはそれとして、また別口で、ヘンリベンデルに受けそうなものを作って、Bruce&Glenみたいに再挑戦しても面白かったんじゃないかな、という気がします。

 

でもそれは今になったからこそ言える意見であって、当時はああやって頑張るしかなかったし、そうやって食いしばったからこそ今があるとも思うので、それはそれでよかったとも思っています。

 


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売り込みで最も重要なポイントとは【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.6】

ニューヨークへの売り込み方法
(こちらの記事は、2014年7月27日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)

 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.5】

 

*****

 
 

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.6】
売り込む時に重要なポイントとは

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

結論からいうとわたくしのオープンシーの結果は、残念ながら採用には至りませんでした。

 

その最大の理由は「ターゲットがかみ合っていなかった」という大変根本的な部分に起因します。

 

もちろん自分なりに勝算は持って挑みましたが(そもそもヘンリベンデルのシンボルは、うちのブランドがテーマ柄にすえているしましま(ブラウン×白のしましま)なので)、やはり研究が全然足りてませんでした。

 

後になって考えると、「あー!なるほど!」って感じですが、現在のヘンリベンデルは、ドラマ「ゴシップガール」の世界観(「Sex and the city」のティーン版などとも言われています)。ニューヨークに住むセレブ女子高生が、買い物をする憧れのお店、という佇まいです(実際ドラマにも登場します)。

 

そしてそれは、うちのターゲット像からは大きく外れていたのです。

 

驚くことにこの部分をヘンリベンデルのバイヤーさんは一瞬で見抜きました。

 

名前を呼ばれて商品を渡した瞬間、担当者はこちらの説明をほぼ一切聞かずに勝手にあれこれ見て

 

「かわいいー!」

 

「みてー!こんなところに猫がいるー!!」
(内ポケットにプリントしてある猫を見て)

 

など、ポジティブな言葉を連発していたので、

 

「おっ?!これはいけるのでは?!」

 

と思っていたのですが、30秒程するとふと顔を上げ

 

「残念ながらあなたの商品は年齢層が高すぎる」

 

と言ったのです。

 

それをとっさに

 

「年齢層が高くないと売れない」

 

と聞き間違えたわたくしは

 

「うちの商品は60代の女性も使ってます!」

 

と必死にアピールすると

 

「でしょ?!でもうちのターゲットは20代前半なの。とってもかわいいけどうちの店にはあわないわ」

 

と言いました。

 

その後「一応ブランド資料預かっておいてもいい?」の一言で終了・・・。

 

あまりのあっけなさに傍らでバッグを持っていた撮影部長はきょとんとしておりましたが、わたくしは採用されなかったという事実よりも、その判断の素早さ&的確さにむしろ感動してしまい、

 

敵ながらあっぱれ!

 

と思ってしまいました
(こういう時に使う言葉なのかどうかちょっとわかりませんが、、、)。

 

と同時に、もう2度とオープンシーにはチャレンジしないだろう、とも思いました。

 

【売り込みで、1度目の失敗は「失敗」ではない】

 

 

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今回の結果を受けて、どういう商品を持って行けばヘンリベンデルに採用されやすいのかはよくわかりました。

 

でも果たしてそれは自分のやりたいことだろうか?と振り返った時に、コタエはNoだと思ったのです。

 

そこが見事にかみ合い、かつ足りない溝を埋めて、2度目のオープンシー挑戦で採用されたのがBruceGlen」です。

 

ちなみに売込みで最も重要なのは、この彼らのようなスタンスだとわたくしは思っています。

 

という訳で次回はこの「最も重要な点」をもう少し分かりやすくご説明します。

 

今回もありがとうございました。

 

次回もよろしくお願いします。

 

*****

 

(2017年1月22日追加)
これは言い訳でもなんでもないのですが、売り込みたいお店のターゲットがどこにあるのか、というのは、最後の最後はやはり実際にバイヤーさんと接触してみないとわからない、という部分も結構あります。情報の精度を並べるとしたら、

 

1.外から得られる情報 < 2.実際の店舗の雰囲気 < 3.バイヤーさんの反応

 

といった感じなので、2から先の情報がなく、1だけ握りしめて挑んだ(実際にヘンリベンデルに行ったことが一度もなかった)わたくしが、ターゲットを見極めきれなかったのは致し方ないことだったと思っています。

 


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オーディション当日に出会ったライバル達【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.5】

ニューヨークへの売り込み方法
(「Open See」当日は、ヘンリベンデルの建物をぐるっと囲むようにものすごい長蛇の列ができていました)

 

(こちらの記事は、2014年7月20日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)

 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】

 

*****

 

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.5】
オーディション当日は、いつ、どこに、どうやって、並ぶ?!

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

さてオープンシーを攻めるにあたって、まず一番最初に気になったのは、

 

「一体何時から並んだらいいの??」ということでした。

 

一応ヘンリベンデルの公式アナウンスとしては、

 

「朝9時から正午までの間、指定の場所に並んだ人を先着順で通します」

 

とのことだったので、字面だけ見れば、9時までに行けばいいのかな、という感じでした。

 

でもこの「先着順」というのが曲者でして、一体何人の人が並んでいるのか予想がつかなかったので、必然的に9時よりも前に行ったほうがいいんだろうな、と思いました。

 

そこで過去挑戦した人のブログを丹念に調べ上げてみると(「Henri Bendel Open See」で打ち込むと、英語の記事が色々みつかります)、最新の情報で

 

「午前3時半に到着したら、既に4人並んでいた」

 

ということだったので、ならば遅くとも午前4時迄には行くべし、と決めました。

 

でも、当然そんな時間に周囲のお店は開いていません。

 

日本のように至る所にコンビニがある訳でもない。

 

つまり、朝9時までの間に万が一トイレに行きたくなったら困るよね?!

 

という訳で、ホテルは少々高かったですが、ヘンリベンデルから歩いて5分の場所にとりました(言ってみれば銀座に泊まるようなものです)。

 

実際地元の人は、友人と何人かで並び、間際に一旦家に帰ってプレゼン用に着飾って戻ってきたりしてました(並ぶだけのバイトを雇っている人もいました)。

 

なおかつ一体どこに並ぶべきかもよくわからなかったので、前日にNY入りしてヘンリベンデルの販売員に確認をしました。

 

【間違った場所に並んでいたライバルを発見!しかし彼らは、、、】

 

 

ニューヨークへの売り込み方法
(Open Seeの並ぶべき場所「従業員入口」)

 

ちなみに正しい集合場所は「従業員入口前」だったのですが、当日行ってみると、それを知らずに「お客様用正面入口前」に、小さな椅子を並べて肩を寄せ合うように座っていた黒人のオシャレな2人組がいました。

 

通りすがりに「もしかして、OPEN SEE??」と声をかけると、そうだ、という。

 

「並ぶ場所、ここじゃないよ」

 

といっても2人は

 

「いや、住所はここのはず」

 

と、ヘンリベンデルの公式サイトの住所のページを表示したスマホ画面を示して納得しません。

 

「私は昨日ヘンリベンデルのスタッフに直接確認したから間違ってないと思う」

 

と言っても、ますます

 

「なんだこのアジア人?!(オレたちの1番乗りを奪おうとしてるのか?!)」

 

と胡散臭そうな目でこちらを見て、一向に動こうとしません。

 

わたくしはそれでも良かったのですが、見捨てていくのもなんだったので、

 

「どうせ2人いるなら、1人はだまされたと思って私についてこない?!」

 

と言うと、1人が渋々ついてきました。

 

夜明け前の、雨がそぼ降る薄暗いニューヨーク。

 

わたくしは自分の情報に自信があったとはいえ、相手は大柄の黒人男子。

 

もし間違っていたらどうしよう〜〜〜と若干ドキドキしながら、一緒に角を曲がってみると、、、

 

既にそこには15人ほどの行列ができているではありませんか。

 

そこでやっと顔をほころばせた黒人の彼。

 

一緒に大急ぎで列の最後尾に並びました。

 

720_2
(写真の右側、黒い傘が2つ並んでいますが、これが彼らです。朝早かったから、この傘の下で仲良く寝てました…笑)

 

聞けば2人は双子で、わたくしと同じバッグデザイナーで、ハーレム出身。

 

一緒に並びながら少し話しをしました。

 

ニューヨークへの売り込み方法

 

「いつまでニューヨークにいるの??」

 

と聞かれたので、あと数日はいるよ、とこたえると、場所を教えてあげたお礼なのか、

 

「もしこの日までいるなら、遊びにおいでよ!」

 

と、かの有名なアポロシアターでやる彼らのゴスペルライブに招待してくれました。

 

ニューヨークへの売り込み方法

 

後日、半信半疑でノコノコと出かけていくと、本当にライブは開催されていて、タダで、アポロシアターの中に入れてもらっちゃいました。

 

ニューヨークへの売り込み方法

 

ライブが終わったあと、マイケルジャクソンなど、そうそうたる有名人が立ったステージなども見せてもらっちゃいました。

 

そしてなんとその後2回目の挑戦で、彼らはヘンリベンデルデビューを果たしたのです。

 

ニューヨークへの売り込み方法

 

・・・そんなこんなのお話については、また次回以降、オーディションで実際にバイヤーさんと話したこと等とあわせてお話ししたいと思います。

 

引き続き宜しくお願いいたします。

 
*****

 

(2017年1月21日追加)
イベントでも何でも、お隣さんと仲良くなれるかどうかはかなり重要です。

 

ライバル同士ではありますが、そこでギスギスしたところで勝負の大差に影響はないのではないでしょうか。

 

わたくしは百貨店のイベント周りをして、色んなブランドさんや会社さんと売場をシェアしてきましたが、自分の手が空いているときは、なるべくお隣さんの売場も気にかけるようにしています。

 

そうやってお互いに補い合いながらやっていった方が売場全体が盛り上がりますし、自分も色んな局面で助けてもらえたりするので結果的には自分にとってもプラスに働くと思っています。

 


バッグブランド「Saori Mochizuki」
デザイナー
中目黒の雑貨屋「Accent Color」オーナー
望月沙織

 

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https://www.instagram.com/saorimochizuki/

 


 

中目黒の雑貨店(Accent Color)は完全予約制の営業を終了して、2016年8月より毎週金&土の11−17時で通常営業しております。ご予約のないお客さまもご来店いただけますのでお気軽にブラリと遊びにいらしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。 

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準備の9割は情報収集【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】

ニューヨーク 売り込み営業

(こちらの記事は、2014年7月13日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)

 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】

 

*****

 

【7/13配信 海外売込み奮闘記・ニューヨーク編 vol.4】
オープンシー、じゃなくて、Open See!!

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

そもそもわたくしがオープンシーを知ったきっかけは本当に些細なことでした。

 

仕事をしながら聞いていたJ-WAVEから、ヘンリベンデルとシャネルとオープンシーの話が流れてきたのです。

 

恥ずかしながらその当時、「ヘンリベンデルって何ですか??」てレベルだったわたくしは、「NYで売込みができる!」という響きに引かれて、その場でバッとメモをとって、大急ぎでネット検索をかけました。

 

その時点で、9月末。

 

オープンシーは、10月下旬。

 

あまりに急だったので、どうしよう、、、と一瞬迷いましたが、

 

・9月末に有効期限を迎える飛行機のマイレージが北米を往復できるくらいたまっていたこと
・ちょうど9月半ばに初めての展示会を終えたばかりで、商品のサンプル在庫が沢山あったこと
・その展示会の時に、海外卸用のカタログ・プレゼン資料を作っていたこと
・もともとNYを意識してブランドを立ち上げたこと

 

が決め手となり、その日のうちに撮影部長(という名のわたくしの夫。TVCMや映画など、動画のカメラマンをやっています。うちのブランドでは主に商品写真の撮影や展示会&催事のディスプレイを担当しています)に相談→「行ってみよう!」ということになりました。

 

そこからが、さあ大変。

 

【準備の9割は情報収集】

 

 

まずはヘンリベンデルについてと、オープンシーについての情報収集に取りかかりました。

 

ですが、残念ながら日本人でトライした人はあまりいなかったようで、オープンシーについて日本語で書かれた情報はほとんど手に入りませんでした。

 

ならば、、、英語で調べるしかない!

 

ということで、まずは検索ワードを「オープンシー」から「Open See」に変えてみると、「トランクショー」までたどり着いた人のサクセスストーリー兼成功へのアドバイスみたいな記事が何件かみつかりました。

 

またtwitterでも同じように「Open See」や「Henri Bendel」で有効な記事がないか洗い出しました。

 

その時見つかった記事の一つがこれで、

Henri Bendel Open See Tips from Designer Julia Vallelunga of La Raffinerie

 

ここから、当日は何時に並んだらいいのか、どういう状態で待っていたらいいのか、など、色々役に立つ情報を得ることができました。

 

という訳で次回は、

 

「今振り返ってみると、どの準備が有効だったか」

 

というポイントをいくつかご紹介したいと思います。

 

・・・今回の香港行きもそうですが、全ては行く前の準備&情報収集にかかっているのでありました。

 

*****

 

(2017年1月20日追加)
最近はグーグル先生がいるので、ネットでなんでも簡単に調べられる時代になりましたが、それでもグーグル先生にどんな言葉で質問するか、という部分は結構センスが問われると思います。

 

わたくしはいつも、うちの店で開催している着付けレッスン会のために「猫の形をした(人間用の)おやつ」を探し求めているのですが、

 

「猫のおやつ」

 

と入れると、マタタビとかチュールとかが出てきてしまうんですよね(笑)。

 

この辺りは、やはり日頃から色んなことをアメーバ的に考えていないとなかなかパッと連想ゲームできないと思います。

 

そして営業に限らず何でもそうですが、向き合う相手のことを事前によく調べて挑む、ということはとても重要だと思います。

 

ネットに散らばる情報は玉石混淆で、必ずしも正しいものばかりではないかもしれませんが、それでも調べていく過程で色んなことが見えてきますし、お互いに共通認識を持っていると話しの進みも早く、時間の短縮に繋がります。

 

ちなみに、ですが、わたくしはいまだにOpen Seeのことを知っているという日本人に出会ったことがありません。もしテイストのあう商材を持っている人なら、みんなチャレンジしてみたらいいのに、と思えるほど画期的なシステムだと思っていたので、なんでなんだろう〜と思いますが、距離(NY-日本)の問題なんでしょうかね。もったいないな、と思いました。

 


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日米のバイヤーさんの違いについて【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】

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(こちらの記事は、2014年7月6日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)

 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】

 

*****

 

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
日本とは違うアメリカのバイヤー

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

NY売込奮闘記の第3回目の今日は、わたくしが突撃した「ヘンリベンデル」というデパートと、そこが開催している新人デザイナー発掘オーディション「Open See(オープンシー)」についてお話ししたいと思います。

 

ヘンリベンデルの創業は19世紀後半の1895年。

 

江戸時代の呉服屋にルーツを持つ日本の百貨店諸々から考えると少々若い印象がありますが、創業者のH.ベンデルは、アメリカにシャネルを初めて紹介した人物として有名です。

 

そして、そういった精神(新しいデザイナーを発掘する)を忘れないようにしよう!というコンセプトの下、当時年2回開催されていたのが「オープンシー」というオーディションでした。

 

(かつては毎週金曜に開催されていたようです。また、今年も開催されているのかもしれませんが、2014年6月現在ヘンリベンデルの公式サイト上http://www.henribendel.comでは情報が確認できないので、今年の10月に開催されるのかどうかは定かではありません→残念ながら2017年1月現在も確認できませんでした)

 

オープンシーは読んで字のごとく(Open See)で、指定された日時に指定された場所に並ぶと、どこの誰であろうと、実際にきちんとバイイングの権限を持つヘンリベンデルのバイヤーさんが、先着順で商品を見てくれます。

 

(ただしアイテムに制限あり。2012年10月当時の募集アイテムは、靴・帽子・バッグ・アクセサリー・化粧品(香水を含む)等で、不思議なことにお洋服は受け付けていませんでした)

 

そしてお眼鏡にかなうと、まずは「トランクショー」という1-2週間限定の催事のようなイベントを店内で組んでもらえるのです。

 

実際これをきっかけにして世界に羽ばたいたデザイナーは少なくなく、有名なところでは「アナスイ」http://www.annasui.co.jpや、最近日本でもよく見かけるヘアアクセサリーブランド「コレットマルーフ」http://www.colettemalouf.jpなどはオープンシーの出身だと言われています。

 

でもこれって、冷静に考えると本当に凄いことです。

 

伊勢丹だろうと高島屋だろうと、日本でこんなことをやっている有名百貨店をわたくしは今までみたことがありません。

 

でもそこがとてもアメリカらしい部分というか、どんな人間でも、まずは会ってみてから考える、というところがあります。

 

【ニューヨークの商談の勝負は30秒で決まる】

 

 

日本の場合は、まず決定権を持つバイヤーさんにたどり着くのがとても大変な印象があります。

 

ツテをたどって紹介してもらったり、何度も何度も粘り強くアプローチしてやっと興味を持ってもらえたり、1コマ何十万円もする展示会にブースを構えてやっと名刺を手に入れることができる。

 

しかしひとたびたどり着いてしまうと、あとはするする~っと商談が成立してしまうようなところがあります。

 

アメリカの場合はそこが逆で、とりあえず誰でもWelcomeで会ってはくれるけど、会ってもらった後に、そのバイヤーさんの牙城を崩すのが本当に難しい。

 

沢山の人に会うので、判断の時間もとても短く、オープンシーでも1デザイナーに割り当てられる時間は長くても1分程度。

 

というか、バイヤーさんはそれくらいあれば十分みたいで、わたくしも、自分が喋れたのは冒頭10秒もなく、その後トータル30秒ほどでうちのブランドのターゲット層等をぴたりと言い当てたのでびっくりした記憶があります。

 

また「後日持ち帰って」なんてことはまずなく、トランクショーをお願いしたいデザイナーにはオープンシーのその場で握手をして話が成立します。

 

日本式とアメリカ式、どちらのやり方がいいかは何とも言えません。

 

もともと島国で、他人が入り込んできにくい文化だった日本では、素性をよく知る「顔見知り」をたどっていくやり方の方がむしろ合理的でしょうし、かたや次から次へと知らない人が集まってくるアメリカでは、やりたくても日本的なやり方が成立しにくく、結局片っ端から会っていくしかない、ということでもあると思います。

 

どちらにしたって実力は必要で、最終的にはどちらのやり方が自分に向いているかということだと思いますが、少なくともアメリカで売り込む場合は、日本のように「まず1回目は顔合わせ」みたいな悠長なことは言っていられないので、それ相応の戦い方で挑む必要があります。

 

オープンシーに挑戦するにあたって、まず一番最初にわたくしが強く意識した部分はその点で、それに沿っていろいろと準備をしていきました。

 

という訳で、次回は

 

・では具体的にどんな準備をして挑めばいいの?
・その情報はどこから集めたの?

 

という話をしたいと思います。

 

ちなみに皆さんがこの記事を読んでいる今頃わたくしは、香港で展示会のセッティングをちょうど終えた頃だと思います。さて、どんな結果が待っているかな…?!?!

 

また来週も引き続きよろしくお願い致します。望月でした。

 

*****

 

(2017年1月19日追加)
アメリカのバイヤーさんみんながみんな、訪ねていけば片っ端から会ってくれる訳ではないと思うのですが、少なくとも、日本のように「伝書鳩」的な人が少ないのは事実だと思います。

 

そしてそれは仕事の効率を高めるポイントだと思います。

 

CM制作時代、とある大手メーカーのCMを担当した時のこと。

 

クライアントの担当者(広報部長)から最終OKが出て、あとはプリントをテレビ局に納品するばかり、という段階になって、突然クライアントから

 

「社長がNGと言ってます!」

 

という連絡がきて全てがひっくり返り、完全に1から撮り直しになった、という経験をしたことがあります(その企業的には数千万円がパーになった計算になります)。

 

その時、

 

だったら最初から社長が出てこいや!

 

と強く思いました。

 

そして、現場の担当者って一体何のためにいるんだろう、、、と人ごとながら、ものすごく悲しい気持ちになりました。

 

日本の企業は特にこういうケースが多いように思います。

 

打ち合わせに出てきている担当者の一存では決められないので、一旦持ち帰って上司に相談、、、。

 

そうなると、時間がかかる上に、伝言ゲーム状態になって、ことの真意が伝わらなくなってしまい、間に担当者がいる分だけ話しがややこしくなってしまいます。

 

現場の人間にまかせられないなら、決裁権を持つ人間が最初から出てくるべきだし、それができないのなら、現場の人間を信じて決裁権を持たせるべき。

 

どうしてそんなシンプルなことが、日本では簡単に行かないのか、ちょっと不思議でなりません。

 


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【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】

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(こちらの記事は、2014年6月29日に公開されたものを2017年1月に加筆・修正したものになります)

 

目次
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.1】

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.3】
【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.4】

 

*****

 

【海外売込み奮闘記・ニューヨーク・ヘンリベンデル編 vol.2】
ニューヨークに売込みに行く前に大切なこと

 

こんにちは、バッグブランド Saori Mochizuki デザイナー&中目黒の雑貨屋 Accent Color オーナーの望月沙織です。

 

突然ですが、みなさん、質問です。

 

今、この瞬間にバク転できたら100万円、と言われたら、どうしますか?

 

そんなの無理、、、って笑いますか?
1週間待って!その間に練習するから…?!
それとも、あーー、暇だったから、できるようにしておけば良かった!と悔やみますか?!

 

・・・わたくしの好きな言葉に、

 

「準備体操は念入りに」

 

という言葉があります。

 

飛びたいと思った時に思い切り飛べるように。

 

バク転できたら100万円と言われた時にヒラリとバク転ができるように。

 

いつでも準備万端にしておくこと。

 

それがチャンスをつかめるポイントだと思っています。

 

 

【「いつか」は「いつ」を決めない限り、永遠にやってこない】

 

2012年の秋、わたくしがニューヨークに売り込みに行ったきっかけは、本当に色んな偶然が重なってのことでした。

 

でも今になってよくよく振り返ってみると、それまでには

 

・商品の準備
・プレゼンの準備(英語の営業用資料の準備)
・軍資金(渡航滞在費用)
・家族の理解

 

色んなものが「行ってこい!」と背中を押してくれる「準備万端」の状態にありました。

 

そしてなにより、立ち上げて半年のひよっこブランドが世界最高峰レベルに挑むなんて、ばかばかしいほどリアリティがないかもしれませんが、わたくしは心底真剣で、

 

「いや当然行くでしょ」

 

と、気持ちも「準備万端」でした。

 

「いつか」は、「いつ」を決めない限り、絶対にやってきません。

 

そしてその「いつ」は、早ければ早いほどいい。

 

「いつやるの?!いまでしょ!」

 

って言葉が流行りましたが、

 

「今、ニューヨークのバイヤーが見てくれるって言っているよ!」

 

と言われた時に、

 

「はいよっ!」

 

とヒコーキに飛び乗れるように、みなさんも、やりたいと思ったことは今日からどんどんやってみませんか?

 

次回はわたくしが挑んだ老舗百貨店「ヘンリベンデル」と、数々の名デザイナーを世に送り出した新人デザイナー発掘オーディション「Open See(オープンシー)」について少し詳しくお話したいと思います。

 

もしもやりたいことがあるけどどうしよう、、、

 

とためらっている方がいらっしゃったら、それまでに、どんなに小さなことでもいいので、何か1つ「始めて」みてもらえたらいいな、と思っています。

 

それではまた次回…!

 

お読みくださりありがとうございました。望月沙織でした。

 

*****

 

(2017年1月18日追加)
最近思ったのは、別にそんなにバク転したい訳ではないんだったら、

 

「バク転したら100万円」

 

と言われてできなくても、悔しがる必要はないよね、ということです。

 

例えばわたくしの場合、目の前で自分以外のバッグデザイナーの誰かが、ニューヨークでプレゼンできるチャンスをつかみ、成功させて帰ってきたらものすごく悔しくなると思います。

 

でも、それが魚屋さんだったらどうか。

 

ニューヨークで成功した方法については興味はあったとしても、(わたくしは別に魚屋さんになりたい訳ではないので)そこまで悔しくならないと思います。

 

何かうまく行っている人を見ると、うらやましくなってしまうのが人の常、ではありますが、その時に、自分は本当に何がやりたいと思っているのか、が自覚できていると、気持ちに変なストレスがかからず、楽に生きられるようになると思ってます。

 

最近は、起業ブームの流れを受けて

 

「会社員をやめて起業したほうがいいですか??」

 

と聞かれることも結構ありますが、会社員である今の自分に不満がないなら無理に起業する必要はないですし、それによって劣等感を感じる必要もないと思います。

 

一番大事なのは、やりたいことがはっきりしていて、それに対してコツコツ頑張ること、そしてその分野でチャンスが巡ってきた時に逃さず波に乗れること、なので、まずはそこを見極めることが重要なんだろうな、と思っています。

 


バッグブランド「Saori Mochizuki」
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望月沙織

 

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